2017年04月14日

ホームステージングで変わるインテリア

日本では間取りや外観を重視して、インテリアにはそれほど関心を示さないケースが多いですね。内装は床がフローリングで壁は白いビニールクロスということがほとんどです。一方、アメリカやヨーロッパの住宅を視察すると、外観はもちろんのこと、やはりインテリアも重要な個性表現になっています。

10年ほど前に視察した米国フロリダ州の分譲地で、建物は完成していながらまだ売出しをしていない物件と、購入を検討している来場者に見てもらうためのモデルホーム(ショールーム)のインテリアを見せてもらう機会がありました。アメリカでは、中古住宅も「ホームステージング」というインテリアの飾付けをし、購入希望者に魅力的に映るよう専門業者を雇うということが良く行われています。

同じ間取り、同じ設備でもどれほど印象が変わるか、下の画像を比較してもらえば一目瞭然ですね!
ホームステージング後
まずは、ショールームとして来場者に見てもらうモデルホームのインテリア。2階子供部屋のバスルームですが、トイレや洗面台も一緒です。両親が休むベッドルーム(主寝室)には、もっと豪華なバスルームがクロークと併設してあるのが普通です。
ホームステージング前
左右逆転していますが、同じ間取りでもホームステージングをしていない建物の部屋をみるといかがでしょうか?真っ白なインテリアですが、清潔感があっても病院のような感じさえします。このように比べて見なければ気づきませんが、どちらが魅力的で高く売れるか、私が言うまでもないでしょう。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 15:54Comments(0)TrackBack(0)業界よもやま話

2017年04月05日

悪徳リフォームの調査

私は現在、新築の戸建て住宅専門のサービスを行っており、既存住宅の調査(インスペクション)は行っていませんが、25年ほど前は住宅リフォームのFCチェーン本部で、加盟店の指導を行っていました。

当時も悪徳リフォームが多く、見積内容の不備や、屋根・外壁などの訪問販売による高額工事の被害、床下換気扇やプラ束設置など、不要な工事の押し付けなどが社会問題にもなっていました。そこで消費者に安心できる住宅リフォームのお店を増やし、しっかりと従業員教育を行って、施工や見積の標準化にも取り組みました。

今回、知人からの相談で、悪徳リフォームの工事内容の確認と業者立会いをしてきました。
アラミド繊維の小屋束補強
高齢の女性の一人暮らしの家で、外回りの塀の塗装と、サッシ周りのクリーニングなど、外部のメンテナンスだけ問合せしたのに、「無料点検です」といって、天井裏の様子を伺い「大変ですよ。小屋裏に雨漏りの跡がありカビが発生しています。おまけに梁が割れていて、補強も必要です!」と写真を撮って見せたそうです。

そして200万円以上もかけて、瓦にコーキングを施し、画像のように小屋束に『アラミド繊維』で3か所補強をしたのです。通常アラミド繊維は、コンクリートの橋脚の補強などに使われ、金物や構造用合板で追加補強が可能な木造で使われることは基本的にありません。

雨漏りの跡も、状況判断から”2階居室から小屋裏に入った暖気が、妻側の換気から流入する冷気と接した部分で結露が発生した”と考えられ、本当に雨漏りかどうかを確かめることなく、高額な工事を行っていました。

業者側も、こちらの状況判断や質問に返す言葉がなく、不要な工事を実施したことは認めました。しかしこれから工事代金の査定や返還など、業者との攻防が続きます。住宅リフォームでも、業者に依頼する前に相談するコンシェルジェが必要な時代ですね。今は『ホームインスペクター』という建物検査の専門家もいますので、是非「施工をしない専門家」に相談して欲しいですね!  
Posted by cms_hiroshima at 07:42Comments(0)TrackBack(0)欠陥住宅

2017年03月28日

広告費負担と会社経営

ニュース報道で「てるみくらぶ」という格安海外ツアーの会社の破たんで、海外に取り残された方々や、支払った旅行代金が戻ってこないという被害者が増えているようです。被害額は99億円で負債は151億円。中堅の旅行会社として通常の営業を行っていながら、これだけの負債を抱えてしまった原因は「広告費が掛かり過ぎた」ということです。

JTBやHISなどの大手はもっと広告費を使っているのでしょう。不特定多数のお客さんを相手に、選ぶ側も数社の選択肢がある価格競争になりやすいビジネスでは、人件費以上に広告費が会社経営に大きな負担を与えていることが分かります。

住宅展示場
住宅業界で考えてみるとどうでしょう。旅行会社のツアー広告どころではない広告出稿とチラシやDM発送を行っている会社が数多くありますね。その上、旅行会社にはない『総合展示場への出展』という、莫大なテナント料と豪華モデルハウスの建設費も会社が負担しています。さらに営業マンや設計担当者、施工管理の人など、旅行代理店の窓口担当とは比べ物にならない人件費負担があります。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 16:42Comments(0)TrackBack(0)時代を読む

2017年02月15日

窓の断熱性能

トリプルサッシ5年ほど前の住宅のサッシは、北海道を除いてほとんどアルミサッシが使われていました。冬の結露がひどいため、まずは「アングル」と呼ばれる窓枠部分に接する部分だけ樹脂が使われ、割高になるものの、室内側が樹脂のサッシも登場してきました。『シャノン』など一部の専業メーカーを除いて、西日本でオール樹脂サッシが使われ始めたのはまだ2〜3年でしょう。

ガラスも「ペアガラス」が一般的で、少し高いものになると「アルゴンガス入り」や「Low−eガラス」といった紫外線をカットするフィルム入りで熱線のカットや断熱性能を高めるガラスが普及しました。

現在当社サービスで工事中の現場では、さらに断熱性能の高い「トリプルガラス」を採用しました。スペーサーと呼ばれるガラス同士の間隔を確保する部材も、以前だったらアルミでしたが、この部材も樹脂となり、窓のコーナーが結露することもほぼなくなりました。

もちろん、サッシ枠は内側だけでなく外部も樹脂製です。
今のサッシはそれぞれの窓に、断熱性能の細かな表示がされています。北西の部屋と南東の部屋では、日射取得や日射遮蔽など、季節や方角によってもガラスの性能を変えていることが分かります。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 11:56Comments(0)TrackBack(0)只今工事中!

2017年02月02日

天井断熱と屋根断熱

断熱材にくるまれた棟札完成した建物では施主でも見ることがない断熱材ですが、壁以上に重要な断熱箇所は小屋裏です。これまでは「天井断熱」として、天井裏にグラスウールやロックウールなど、繊維系の断熱材を敷き詰めることが多かったのですが、天井吊り木などがあり、布団に隙間が生じるのと同様、どうしても断熱材を置くだけでは、天井裏に熱が逃げたり、夏の暑さが天井裏に伝わり、寝苦しい夜を過ごすといった形になっていました。

今回の現場では、天井裏ではなく屋根の下に現場発泡ウレタンを厚めに吹き付けました。一般的な天井断熱であれば、小屋裏空間は「外部と同じ環境」になり、冬は寒く、夏は蒸し風呂のようになってしまいます。しかし屋根断熱であれば、小屋裏空間が2階の部屋と外気温の緩衝地帯となって、暑さや寒さを和らげることが可能です。特にウレタン吹付は断熱性能だけでなく、気密性も高くなります。

注意しなければならないのは、屋根下地と断熱材の間が結露しないような対策を打つことと、天井断熱では断熱材が不要な妻側の「破風」の三角の部分の断熱材を忘れないことです。前者は軒先から垂木間に「通気層」を設けて、棟換気から空気が抜けるようにします。

しっかりと断熱施工をすると、現場で働いている大工さんだけでなく、小屋裏の棟束に取り付けられたお多福さんと棟札も、快適な空間となります。お顔を見ると喜んでいただいたようですね♪  
Posted by cms_hiroshima at 17:53Comments(0)TrackBack(0)只今工事中!

2017年01月19日

火災に強い家づくり

省令準耐火のコンセントボックス昨年末、新潟県糸魚川市で発生した大火災は、古い木造密集地での火災の危険性を再確認する大災害になりました。つい先日、22年目の黙とうを捧げた「阪神淡路大震災」でも、地震による圧死だけでなく、その後に発生した火災によって多くの命が失われました。

糸魚川の火災は、駅前の商店街で『準防火地域』という耐火性能の高い住宅が求められていたようです。しかし鉄筋コンクリートの建物でさえ、窓ガラスから入ってきた猛火で室内は延焼、強風にあおられて次々と類焼していきました。しかし奇跡的に燃えることなく、焼け野原にたった1軒だけ残った住宅は、特別に耐火仕様で造った木造住宅だったのです。

画像は、現在工事中の現場のコンセントボックス。省令準耐火仕様として鋼製(通常はプラスチック)で、仮に火が侵入しても壁の中を走らないよう耐火パテで延焼を防止しています。壁の下地を石膏ボードで防火としていても、コンセントやスイッチが溶けて壁内部を火が上昇すると、火に勢いがついてしまいます。今では、そのまま天井に火が抜けていかないよう『ファイヤーストップ』という材料で火の回りを抑え込みますが、昔の建物は火災も、床下からの冷たい風も、壁内部を通り抜けていました。

ちなみに画像の左側に見える「筋交い」金物は、熊本地震のような大きな揺れがあった時も、ダイレクトにビス(ねじ)に力が掛かるのではなく、少し歪んで緩衝することで揺れの力を分散させる筋交いプレートです。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 13:50Comments(0)TrackBack(0)只今工事中!

2017年01月15日

コミュニティ型賃貸住宅の見学会参加

テラスコート牛田旭今年最大の大寒波が到来した1月第2週の週末、知人がオーナーとなって建築したコミュニティ型賃貸住宅『テラスコート牛田旭』のオープンハウスに行ってきました。親族4世帯が住む山裾の広い敷地で雑木林になっていた法面を、将来の相続の対策も含めて10年前から計画、様々な難しい課題をクリアして、ようやく完成にこぎつけたということです。

良くあるアパートと違い、上下階に他人が住まない『メゾネット形式』の連棟住宅で、欧米では一般的なセミデタッチドと呼ばれるテラスハウスです。2LDKおよび3LDKで二階建て三層(ガレージおよび玄関のみの階あり)の建物ですが、オーナーがコミュニティを重視してつくった意欲的なプロジェクトで、私が行った時も地元TVの取材が入っていました。

雪の原爆ドーム急傾斜地でもあり、進入路が狭いため、広島市の開発許可を得るのも、宅地造成も大変な苦労があったとお聞きしましたが、良質な賃貸住宅が少ない中、戸建て感覚で近隣住民とのコミュニティを重視したこのような住宅は、人口減少や空き家増加などの社会問題に対して、ひとつの解決策を提供できると感じました。

夜は、別の知人の会社創立20周年の記念パーティ参加のため、広島国際会議場に行ってきました。雪化粧してイルミネーションで浮かび上がる原爆ドームは、長く広島に住む私にとっても珍しい光景でした。さすがにこの寒さ、観光客はおろかほとんど歩く人もいない平和記念公園でしたが、参加したパーティもオープンハウスも、人のつながりを感じさせる心の温かさが伝わってくるイベントでした。  
Posted by cms_hiroshima at 11:19Comments(0)TrackBack(0)街並み・住宅地

2016年12月17日

広島市西区で棟上げ!

建前スタート一気に寒さが厳しくなった12月中旬、広島市西区で棟上げです。前日までに土台敷きや床合板張りまで済ませ、当日朝8時から一気に柱をセッティングしていきます。

この日の朝は現場に来る途中の道路脇にあった外気温表示で−1℃の電光掲示が目に入り、日当たりのいい現地に行っても5℃を下回る気温でした。今回は、デジタル温湿度計も画像の隅に写して、棟上げ日の時系列をご紹介したいと思います。

棟上げの日は、数日前から天気予報を確認し、1日で一気に屋根下地と雨仕舞まで終わらせます。だから大工さんたちも応援部隊を集め8人くらいで手分けして作業します。梁や桁はクレーンで吊り、スタート1時間くらいで1階の柱は梁や桁で繋がれます。

1時間半後(9時25分)画像はスタートから約1時間半後、午前9時半前にはほぼ1階の主要な梁・桁は組みあがり、2階床の大引きなど床下地やボルト締めなど、グラつかないよう手分けして作業が進みます。

作業用のスチール階段も用意され、足場を使わなくても上がり降りが出来るよう、最近の現場は作業性・安全性も高くなってきました。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 17:21Comments(0)TrackBack(0)只今工事中!

2016年11月22日

平屋建築中!

平屋の基礎都市部では利便性の高い土地はすでに家が立ち並び、土地探しから家づくりをする人たちにとっては『椅子取りゲーム』のように、残りの椅子が少ない状態が続いています。ということは競争は厳しく、なかなか手頃な価格で日当たりや風通しのいい住宅地を取得するのは容易ではありません。

そのような地域は地価が高止まりし、一次取得(初めての住宅取得)では建築費も考えなければならないため、土地が小さくなりがちで三階建ての住宅も珍しくありません。1階がガレージと玄関ホールや収納、2階にLDKや洗面浴室などを設けて、3階に寝室や子供部屋といった間取りです。

一方、建替えの場合、既存の敷地は広いものの、住む人は子供たちが独立し、日常的には1〜2人だけが住むというご相談も増えてきました。親の世代が建てた家なので、住宅ローンもなく、ある程度の蓄えがあって土地取得費が掛からないケースです。そのようなケースでは、平屋建築をご提案することが多いのですが、現実問題として建築費が割高であることと、洗濯物を干すスペースが必ずと言っていいほど課題となります。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 12:03Comments(0)TrackBack(0)只今工事中!

2016年10月22日

オガールプロジェクト

オガール紫波の中央公園久しぶりに東北まで来たので、本やネットで興味を抱いていた街づくりプロジェクトにも足を伸ばしてみることにしました。岩手県紫波町の『オガール紫波プロジェクト』です。

中尊寺のある平泉から在来線で約1時間、東北本線で紫波中央駅を下車したら目の前です。途中、鳥取県倉吉市を中心とした震度6の地震情報が入り、妻からも「7Fにある事務所が揺れて怖かった!」とメッセージも届きビックリしました。4年前には近くまで来ましたが、その頃はこのプロジェクトは無名で、私たちは東日本大震災で大きな被害を受けた住田町や陸前高田市の視察だったので、当時はノーマークでした。

紫波町の人口は約3万人。盛岡市から通勤圏とはいえ、過疎と高齢化が進む小さな町のプロジェクトは、全国の地方都市に大いなる勇気をもたらせる興味深い事例がこのオガール紫波の取り組みです。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 17:47Comments(0)TrackBack(0)街並み・住宅地

2016年10月21日

世界遺産の毛越寺・中尊寺に行ってきました!

毛越寺当社が所属している『全日本不動産協会』の年一回の全国大会が宮城県仙台市で行われました。基調講演や事例発表などを終えて翌日、東日本大震災の復興も兼ねて、全国から集まった不動産業者のメンバーが、いくつかのツアーに分かれ、私は世界遺産のある岩手県平泉町のツアーに参加してきました。

この地に来るまで知りませんでしたが、平泉にある世界遺産は『中尊寺』だけでなく、毛越寺(もうつうじ)という平安時代に建てられた寺院の跡地など、京都でも見ることが出来ない歴史遺産があることを知りました。中尊寺も、本尊のお寺よりも、当時この地を支配した藤原氏の4代が眠る金色堂や、そのお堂を風雨や劣化から守る「覆堂」など、現地で初めて歴史的な背景や中尊寺の規模などを知ることが出来ました。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 14:14Comments(0)TrackBack(0)視察研修会参加報告

2016年09月30日

お引渡し終えました!

笑顔のお引渡し式先週末、完成見学会を行った東広島市のお客様のお引渡しを本日午前中に行いました。まずは、地盤保証書や瑕疵担保責任の保険証券、その他住宅設備機器等の保証書や取扱説明書などをお渡しし、竣工図や新しい家の玄関の鍵なども施主の手に渡りました。

施工を担当した(株)池芳工務店が、契約から打合せ風景、地鎮祭や着工後の様子など、コメント入りの映像を作成し、皆でリビングで視聴して、それぞれの担当者から一口コメントを贈りました。施主のWさんもここに至るまでの数か月を思い出し、感激されている様子です。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 19:01Comments(0)TrackBack(0)お引渡し

2016年09月15日

東広島で見学会を開催します!

見学会告知ニュースレター先週末に決まった25年ぶりのカープ優勝の余韻が残る広島ですが、来週末24日(土)・25日(日)に東広島市にて完成見学会を行うことになりました。

招待者だけの限定公開なので、場所もブログではお知らせすることが出来ませんが、ご興味のある方は資料請求いただけばご案内をお送りします。

http://www.cms-hiroshima.com/request/index.html

今回完成するお住まいは、プライバシーを重視しながら、リビングから青空が見える開放的な空間をご希望されたご夫婦の要望に応え、中庭のある「コの字型」のプランとなりました。中庭に面して大きな開口部と吹き抜け空間を設けた分、冬が寒くては本末転倒なので、『平成27年度地域型住宅グリーン化事業』の「高度省エネ型ゼロ・エネルギー住宅」の採択を受け、国から185万円の補助金も得られた、高断熱住宅としました。

建物の外側の熱損失はUA値=0.43W/m2・K(HEAT-20 Gグレード)ということで、サッシはエクセルシャノンのトリプルガラス入り樹脂サッシを採用しています。このブログでも8月9日、工事中で締め切った現場での2階の温湿度をご紹介した通り、真夏でも外気温よりも涼しいという建物です。

春分の日も過ぎての公開なので、すでに建物性能は体感できませんが、施主がこだわったインテリアも一見の価値ありです。
私は当日常駐していませんが、私自身も施主の喜ぶ顔が浮かび楽しみです♪  
Posted by cms_hiroshima at 11:42Comments(0)TrackBack(0)イベント等ご案内

2016年09月05日

真夏に涼しい建築現場!

2階吹抜けの温度9月に入り広島市内も急に涼しくなりました。猛暑の記憶が薄れつつありますが、お盆前の猛暑の頃の現場写真をご紹介しておきます。

こちらの現場は東広島市。今月末には完成見学会を行う予定ですが、まだまだ猛暑の8月9日の午後、私が現場に立ち寄った時の写真です。

この日は職人さんたちはいませんでした。玄関は施錠されていたので閉め切った室内に入り、工事の進捗状況をじっくり確認して、次は外部の左官下地の確認をしようと2階の階段を降りようとした時に「あれっ?2階でも暑さを感じなかったなぁ」と気づき、すぐに車に温湿度計を取りに行きました。

車内の温度の影響があるので、しばらく室内に置き、外回りを確認して2階の温度を確認したところ、わずかながら温度が下がり、炎天下の午後3時半に、工事中の現場の室温が32.3℃でした。もちろんエアコンもなく、閉め切っていたので風も通していない吹抜け空間の足場上です。

室内の温度差を比較するために、1階に移動して5分経過を待ちました。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 18:17Comments(0)TrackBack(0)只今工事中!

2016年08月12日

広島市都市計画審議会市民委員の初仕事!

都市計画審議会委員4年前に、広島市が公募していた『都市デザインアドバイザー会議』の市民委員となって2年間、主に公共建築物のデザインに関して意見を言う立場を経験しましたが、今年はさらに範囲の広い『広島市都市計画審議会』の市民委員に選ばれました。前回同様、公募で書類審査、面接の結果、男性1名・女性1名枠の中で選任してもらうことが出来ました。

初仕事はお盆前の最も暑い時期。広島市役所の議会棟の「全員協議会室」で行われました。

学識経験者や市議会議員なども含めて、委員席に20名。そして説明する側に、広島市役所の都市整備局の部長以下、都市計画課の職員の人たちとマスコミ関係者が揃い、4つの議案に関して審議しました。イメージとしては、マンション管理組合の総会で行われる「議案の提起」と「住民による審議」という感じです。

  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 15:54Comments(0)TrackBack(0)出来事

2016年07月13日

土地の振動と建物の揺れの差が分かる熊本地震レポート

益城町の様子−1熊本地震からおよそ3ヶ月、ようやく落ち着きを取り戻しながら、被災の状況も残る熊本県益城町の中心部まで足を延ばしてきました。特に私が注目したのは、業界専門紙で取材されていた建物被害状況で、単に建物自体の『耐震性能』や『築年数』よりも、むしろ立地条件によって建物の揺れ方が異なり、それが被害の差になったのではないだろうかと感じたことです。

その仮説を確かめるために、記事中の建物写真や航空写真から場所を特定し、実際に自らの目で確かめてきました。

この画像を見ても分かる通り、白い矢印で示した「ブロック塀」などは、古い7段積みのコンクリートブロックなので倒れていても不思議ではありません。私が立っている道路に面した両側の建物は、せいぜい「要注意判定」で、他のブロック塀も倒れておらず、補修すれば住めそうな建物ばかりでした。

にも関わらず、奥の傾いた建物が見える半径50m程度のエリアでは、去年(2015年)建て替えられた新築の住宅が、何とかそのままの形で残り『要注意判定』の黄色い張り紙をされている以外は、2006年の新しい耐震基準で建てられた住宅も本震で倒壊し、すでに周辺の建物はほとんど取り壊されて、解体された残材が一部残されているという状態でした。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 18:15Comments(0)TrackBack(0)自然災害・大震災

2016年07月12日

二度目の熊本黒川温泉!

黒川温泉のし湯熊本地震から3ヶ月が経過しました。前回は本震から二週間しか経っていないGW中だったので、災害復旧が優先されている被災地は避け、観光地を中心に阿蘇周辺を走りましたが、今回は甚大な被害を受けた益城町まで行ってきました。

初日の宿泊地は、前回と同じ人気の温泉郷『黒川温泉』で、前回来た時に「この宿は泊まってみたい♪」と思わせた温泉街の中心地にある「ふじ屋」さんに予約しました。今回は夫婦での熊本入りです。

5月に来た時には、少しだけ震災の傷跡がありましたが、今回は豪雨によって何か所か土砂崩れが見られ、宿泊した宿も6月24日から一週間ほど、玄関部分が土砂に埋まり休業していたということでした。前回宿泊した『奥の湯』も、宿泊した数日前に営業再開したということだったので、運が良かったというか、復興支援に貢献出来たということです。

ちなみに写真は姉妹店で、宿泊客には露天風呂が無料で楽しめる『のし湯』さんの入口です。とっても雰囲気のある場所ですが、以前はゲートボール場だったということで二度ビックリです。(@_@)
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 18:15Comments(0)TrackBack(0)自然災害・大震災

2016年06月03日

上棟日和!

棟上げ終了!今日は東広島市で建て前(上棟)が行われました。数日前からいいお天気で、快晴の中朝8時から柱を起こし、梁や桁などを組み上げて行きました。

最近は、構造材がすべて木工所で「プレカット加工」されていて、また1階の床は「ステージ」のように構造用合板でフラットにした上に、クレーン(レッカー車)で順番に積まれた構造材を次々と配っていくので、お昼前にはほぼ、小屋組みまで終わります。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 18:54Comments(0)TrackBack(0)只今工事中!

2016年05月04日

熊本震災支援(その-2)阿蘇周辺訪問

災害派遣の自衛隊車両と阿蘇根子岳大観峰に待機する自衛隊車両
5月2日、黒川温泉の街めぐりをした後、旅館の外湯で「檜湯」に浸かり、先客に「どちらからお越しになりましたか?」と声を掛けてみると、何と熊本市内の避難先から、久しぶりに大浴場に入りに来たという方でした。

熊本市内を流れる白川の河口近くに自宅があり、4月16日未明に発生した本震では、深夜に「津波警報」が発令され、慌てて家族で車に乗り、夜明け前に大渋滞となったことや、自宅の損壊は免れたものの、水道が回復しないためトイレも使えず、やむなく10日間は車中で眠ったこと、それでも余震が怖くて真っ暗にして眠ることが出来ず、今回宿泊キャンセルが相次いでいるという温泉に、少しでも貢献できればと思い家族でゆっくりお風呂に浸かりに来たといった、震災直後ならではのリアルな状況を聞くことが出来ました。

朝食を済ませ、小国の市街地を経て外輪山の大観峰に行くと、多くの自衛隊車両がキャンプを張り、災害支援にひっきりなしに出かけていました。

外輪山から平地の阿蘇市に下り、阿蘇の登山道経由で被害の大きかった南阿蘇村に向かおうとしましたが、登山道はすべて閉鎖。草原が美しい「草千里」や「米塚」なども地割れがあり、落石の危険性もあるようでした。
阿蘇神社境内倒壊した阿蘇神社倒壊前の大楼門と寄付

以前も訪れたことのある一の宮町に向かうと、テレビで大楼門が倒壊した『阿蘇神社』の看板が見えてきたので、被災者や復旧支援の迷惑にならない範囲でと、車を回してみました。

阿蘇神社までの道路沿い、道路の地割れや倒壊した建物はおろか、屋根瓦が少しずれて一部ブルーシートや補修をしている家はたまに目に入るものの、外から損傷が分かるような家はありませんでした。しかし阿蘇神社の表示のある駐車場に車を止め、境内に入った途端、景色が一変です。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 18:13Comments(0)TrackBack(0)自然災害・大震災

2016年05月03日

熊本震災支援(その-1)黒川温泉

大分県日田市から国道は通行止め熊本・大分を襲った巨大地震から二週間が経ち、世間はゴールデンウィークに入りました。この間の余震は1千回を超え、まだまだ予断を許しませんが、被災地周辺はいつもこの新緑の季節、多くの観光客が押し寄せる観光地ながら、GWの宿泊キャンセルが相次いでいるという報道がありました。

福岡に住んでいた学生時代から、雄大な自然のある阿蘇周辺が大好きで良くツーリングをしていた私にとって、せめて今できる支援としては、被災者に迷惑にならない形で現地の近くに赴いて宿泊を伴う観光でキャンセルの穴埋めをし、少しでも現地の状況を把握することだと思い、5月1日(日)午前中、東広島で行われた地鎮祭に参加したその足で、熊本県南小国町の「黒川温泉」に向かいました。

日田から阿蘇へ向かう主要国道さえも落石などによる通行止めにも遭遇しましたが、広島からおよそ6時間かけて、無事黒川温泉の宿『奥の湯』に辿り着きました。

黒川温泉奥の湯到着!奥の湯の夕食お品書き
4月14日の地震から二週間は休業していたものの、GWスタートの29日から営業再開し、29ある旅館のうち24の宿が通常営業をしていました。この黒川温泉は、震災がなくても交通アクセスは悪く、名所旧跡も雄大な景色も望めない「秘湯」ですが、温泉組合が一丸となって景観の保護や緑の育成を手掛け、一躍人気になった小さな温泉街です。

黒川温泉に到着したのは午後6時過ぎ。温泉街中心部は、普通車の離合も難しいほど山奥のひなびた小さな温泉街で、まだ震災後の落石で通行止めになった道路もあります。午後7時からの食事まで少し温泉街を歩き、渓谷と庭が望める部屋で夕食を頂きました。宿泊客の名前を記載したお品書きに、食べきれないほどの地元産の料理が並び、私は地酒の『小国峠』の冷酒も頼みました。ちょっとでも地元に循環するお金の使い方をしたかったからです。

翌朝、朝4時55分に余震で目覚め、眠れないため5時過ぎにまた温泉街の散策に出かけました。
  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 15:27Comments(0)TrackBack(0)自然災害・大震災