
木造住宅で1ヶ月工期(基礎工事は除く、土台からお引渡しまで)を実現するという、CPM(クリティカル・パス・メソッド/限界工程管理手法)を学ぶ研修会が無事終わりました。
この研修会の数日前、自宅でたまたま5年前に購読していた『日経ホームビルダー』を手にとってみると、
「なんと工期が4分の1になった」
という記事がパッと目に入り、読み入ってしまいました。
当時はあまり気にも留めなかった記事に、今頃になってその凄さに気づき、大阪から1ヶ月工期を実践している(株)ネクストウェーブの阪本社長を呼ぶことになったのです。
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CPMを使って1ヶ月工期を実現する「キモ」は、
『歩掛かりデータ』です。
今までの木造住宅の工程は、大工任せで正確な基準が存在せず、工事が何日かかろうとも
『坪請負い』という、大工・工務店とも都合のよい発注形態が長年支配してきたのです。
←CPM普及促進協議会の説明を行なう、事務局で月刊『住宅ジャーナル』の福原部長。東京から日帰りの参加です。
青森の工務店と、福原部長の元上司で日本建材新聞社元専務の黒瀬会長(協議会)らが、10年かけて歩掛かりデータの収集と、マニュアル化、施工手順の標準化などを図った結果、今では初めて現場に入る大工でも、ほぼ工程通り進むそうです。(ただし、当然プレカットの部材加工や、現場への建材搬入のタイミングなど、目に見えないノウハウはあり)
私は昔、店舗の設計施工を手掛けていたので、30分単位で工程を組んで、現場で職人が入り乱れて施工するという経験も幾度となくしました。しかし、今回のCPMはそのような突貫工事のイメージではなく、現場もほとんどゴミが出ない、すぐれた工程管理手法だということを、地元工務店の経営者たちにも学んでもらったのです。
広島で実際にこの管理手法に取組むには、CPM普及促進協議会に入り勉強しながら当面部材供給などの応援は必要ですが、『中小零細の地場工務店』の競争力を高める大変大きな武器になると確信しました。
当然、施主(お客さん)にとっても、品質が担保され、必要な養生期間さえ守れば、短工期は歓迎されるでしょう。
年内には、広島で数棟、手掛けてみたいと思います。
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