2014年10月31日

接道義務と建築確認申請

接道と建築確認住宅を建てようとしたら、建築基準法等に合致しているか役所に設計図書等の書類を提出し「建築確認」を受けなければ工事着工できません。細かい規定は色々とありますが、すぐに分かる大きな規定として『接道義務』というものがあります。

住宅を建てる場合に、その敷地が4m幅以上の道路に2m以上接しているということが前提条件となります。これは火災や住人の急な容態変化など、緊急車両が入って来れるようにということであり、住人が車に乗るかどうかに関わらず、新しく建てる建物には義務付けられている規定だから「接道義務」と呼ばれます。

画像は車で移動途中に見かけた建築現場。
何度かここを通り過ぎていて、たまたま狭い道路だったので「離合待ち」している時にふと建築現場に目をやると、「この建物、どう見ても古い建物が接道していると考えると、左奥の建築中の建物は接道していないことにならないか?」という疑念が浮かびました。

実際には、色々な裏技があり、グレーゾーンながら確認を通すノウハウを持っている設計事務所や住宅会社がこのような仕事を受注していて、このケースも裏技を見つけたのでしょう。耐震偽装で大きな社会問題になった『姉歯事件』もグレーゾーンの仕事をこなす設計士として重宝されていましたが、最近建築基準法も厳しくなり、容易にはグレーゾーンで許可が下りなくなっています。
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Posted by cms_hiroshima at 14:30Comments(0)TrackBack(0)

2014年10月20日

仙台出張報告

「閖上の記憶」祈念館先週末、広島空港からコミューター機に乗って仙台に出張してきました。東日本大震災の1年半後に、岩手県の陸前高田や住田町の視察をして以来の東北出張です。

今回の出張は、いよいよ仙台でも当社が運営している『住宅CMサービス』の運営スタートが決まり、運営者の大文字さんとの打合せ、研修目的の出張でした。地元仙台出身で、13年間の住宅・不動産業界で働いた経験から「こんな売り方をしていたら、お客さんの信頼も得られず、この業界から距離を置こう」とサラリーマン生活に終止符を打った大文字さんが、独立開業を考え様々なビジネスを研究している時に偶然見つけた『住宅CMサービス広島』のホームページ。

住宅業界から足を洗おうと決めていたのに、この仕組みだったらもしかしてこれまでの業界の常識を覆し、お客さんにも信頼されビジネスとして本気で取り組めるかも知れない。そう直感でひらめき、今春広島まで視察に来て確信を持ちました。

ご存じの通り、仙台周辺は東日本大震災の津波被害で仙台空港周辺の名取市、岩沼市など多くの住宅が流されました。仙台空港に降り立ったその足で、大文字さんと一緒に、岩沼市の集団移転の住宅地や、復興がなかなか進まない名取市の閖上(ゆりあげ)地区などを回ってみました。画像は、3.11発生直後の災害報道でも何度も映像が流れた『閖上中学校』の正門近くに設置されたプレハブの津波復興祈念館『閖上の記憶』に立ち寄った時の写真です。
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Posted by cms_hiroshima at 16:41Comments(0)TrackBack(0)

2014年10月09日

久しぶりのリフォーム工事

増築工事私が運営している『住宅CMサービス広島』は新築の注文住宅専門のコンシェルジェ・サービスですが、今回は事情があって当サービスでは初めての増改築工事にも対応しています。もっとも三十代の頃は、住宅リフォーム専門の全国チェーン『ミスタービルド』の地域本部でスーパーバイザーとして加盟店のリフォーム工事にも対応していたこともあります。

今回は戦前に建てられた実家の敷地内にある「離れ」を解体し、新築を計画しているこの家の長女ご夫妻からご相談を頂き、自宅の新築に併せて実家の一部も増改築したいというご依頼です。解体した離れと母屋(実家)が繋がっていたということもあり、解体してみるとやはり柱や土台がシロアリや雨漏りで腐っていたり、離れの柱に荷重をかけていて、柱も土台もない個所もありました。

使われている構造材自体は、太い松丸太など立派な材料が使われ、竹木舞の土壁や漆喰塗りで『職人の手仕事』ですが、やはり昔でも職人のレベル差はあり、コンクリート基礎など使われない時代なので「よく芸予地震でも損傷せずもっていましたね?」という状況です。このたび手を入れることになって正解でした!

今回担当している親子の大工さんは、去年安佐南区の新築現場も担当してくれた、社寺建築も手掛けるベテラン大工。息子さんが床に這いつくばって、床下の束の補強などもしっかり行っていました。本当は断熱リフォームまでできればいいのですが、増築部分の断熱性能と安全性は確実にあがります。親孝行の娘さんによって、一部とはいえ戦前の建物が快適に甦りますね♪  
Posted by cms_hiroshima at 11:30Comments(0)TrackBack(0)