2016年04月27日

建物の気密測定

施主立会いの気密測定前回のブログ更新から、熊本で大変な大震災が発生し、被害は大分まで広がっています。これまで記録にない『震度7の地震が2度襲う』という前代未聞の震災により、数多くの建物が倒壊や損傷を受けました。木造のみならず、宇土市役所などRCの構造物まで大きな損傷を受けていました。

現在の住宅の耐震強度は、阪神淡路大震災の震度を基準に、大きな揺れでも倒壊しない強度としており、比較的新しい耐震性能が確かな建物は、大きな損傷を免れているようです。それでも一度の本震ならまだしも、最初の震度7の地震で損傷を受けている建物が、もう一度揺らされることまで、これまでの耐震強度は想定していません。業界にとっても、今回の地震は大きな教訓となりました。

さて、耐震と併せて最近重要視されている建物の性能は『省エネ』です。具体的には「建物の気密性能」と「断熱性能」。断熱性能も、単に熱損失を少なくするだけでなく『日射取得』や『日射遮蔽』といった、太陽の熱エネルギーのカットや取り込みなど、立地条件や建物の方角によっても異なる数値が求められるようになりました。

しかし断熱性能、外皮からの熱損失は、設計図書から計算で出せますが、気密性能に関しては実際に機械で計測しなければ、実際の性能はわかりません。ということで、このたび広島市安佐南区でお引渡しするN様邸で、施主立会いの下「気密測定」を実施しました。

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Posted by cms_hiroshima at 14:43Comments(0)TrackBack(0)

2016年04月14日

またまた模型プレゼント♪

1/100の模型今月は先月の2棟に引き続き、3軒のお引渡しがあります。お引渡しや気密測定等の「人がいるシーン」を投稿したいところですが、それは『お客様の声』の家族写真に譲って、今週末お引渡しのお客様の完成模型をご紹介したいと思います。

今回は、模型写真を撮る時に、実際にすでに撮影している現物の建物写真をタブレットで確認し、出来るだけ「同じアングル」になるように撮影してみました。

どうしても模型の素材が「紙」であり、縮尺が100分の1という「小さな模型」なので、同じアングルにしようと近づいて撮ると、どうしても粗が目立ってしまいます。また建物の背景や日の当たり方、影のでき方などが再現できませんが、なかなかいい出来だと思います。
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Posted by cms_hiroshima at 17:25Comments(0)TrackBack(0)