2022年02月20日

寒くなるほど気密が大切!

気密測定
雪のちらつく寒い2月19日(土)、完成内覧会が終わった夕方に施主立会いの上で気密測定を行いました。「気密」とは、建物の隙間を床面積で割って性能を比較するもので、測定結果は「cm2/m2」という単位で表示されます。つまり床面積1平方メートルあたり、どのくらいの隙間があるのか、測定器で負圧を掛けて入ってくる空気の量で測ります。隙間が少なければ、それだけ吸い込む圧力が大きくなり、吸気ファンに負荷が掛かります。

空気は暖かければ軽くなって上昇し、冷たい空気は床付近に滞留します。温度差があるほど空気は対流し、室内と戸外との温度差が大きいほど熱は早く移動するから、隙間があればそこから外気が進入してきます。いかに断熱材を厚くし、サッシを高性能にしても、温めたエネルギーが隙間から漏れてしまうから、建築時に隙間の小さな家をつくることが必須です。さらにいえば、水蒸気を含んだ室内の空気が、壁の内部などに入ることで、壁体内結露を生じさせ、木造住宅の耐久性にも影響を及ぼすから、建物内で気流が生じないよう、気密が大切になるのです。


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Posted by cms_hiroshima at 17:48