2005年05月13日
プラ束の林が生える!?

今日は久々にビックリしました!
床下をのぞくと、「プラ束」が雨後のタケノコのように生えていたのです。
←これが証拠写真!! ※クリックすると大きくなります。
NHK広島放送局の依頼で、悪徳詐欺商法にだまされた可能性のある痴呆性(認知症)老人のお宅を訪ねました。坪井ディレクターとカメラマン、音声の方、そして私の4名です。
現場に到着すると、すでに民生委員の方や
成年後見人の司法書士さん、ヘルパーさんなど、平屋の小さな家にたくさんの人が押しかけています。御近所も「何があったのだろう?」と窓から様子をうかがっています。
今日の私の姿は、職人さんルックです。
床を剥がす可能性があるので、スクレイパーやバールといった工具を持って家の中に入っていきます。
政令指定都市の経営指導員で、床下に潜って調査する「中小企業診断士」は私くらいだろうと思ってしまいました(^_^;)「中小」の診断士ではなく「床下診断士」と名乗ったほうがいいくらいです。(笑)
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私がスクレイパーで畳をはぐるところからカメラがスタートです。
『リフォームの匠』が道具を使うような「カッコ良さ」というか「不自然さ」はありません。手際よく横に納めて床板を外して見ると・・・
写真のプラ束が、床下になんと40数本、
中には
全く取り付けされず転がされたままのものもありました。
請求書を見ると、
1本1万4千円です・・・(-_-;)
でも床下で見たのは、まだそれだけではありませんでした。
まずは、大引に取り付けられた
L型の補強金物です。
地面にはシリカゲルのような除湿材の粒がたくさん蒔かれています。懐中電灯で奥のほうを見ると、いくつも床下換気扇が置かれており、炭とおぼしき袋入りの調湿材が敷き詰められています。

ちなみに1階の床下は、『主要構造部』ではありません。
だから、大引や根太に耐震補強用の金物をいくら取り付けてもあまり意味がありません。むしろ壁倍率を高めるため、筋交いを入れるとか、壁下地に構造用合板を貼るなどのほうが耐震性は高まります。
アンカーボルトやホールダウン金物など土台や柱を緊結することのほうが、床下の強度を高めるよりもむしろ重要です。
カメラが回りながら、ディレクターが矢継ぎ早やに質問してきます。
「床下の状況はいかがでしょうか?」
「その施工方法は正しいのでしょうか?」
「実際にこのような施工をする場合、適正な価格はどの程度なのでしょうか?」
「専門家が中立的・客観的にみても、常識を逸脱しているのでしょうか?」
カメラが回っているので、こちらも即座に答えなければなりません。
いや〜 大変でした。(^_^;)
床を元に戻した後、今度は「布団の販売」についてヒアリングです。
なんと、たった一人のおばあちゃんに9枚の羽毛布団を販売し、平均単価50万円・・・
〆て450万円分が、1間の押入れの中に入っているはずです。
何もかもでたらめで、13社の業者が外壁のサイディングや床下の調湿材、補強材、羽毛布団を売りに来ていたのでした。
若いディレクターは最後はおばあさんに感情移入してしまい、涙が止まらない状態になってしまいました。
「社会の悪を根絶するためにも、報道や調査機関がこのような事例を放置しないことが大切です!」
カメラマンの方も「俺たちもNHKのバッシングで給料は下がり、お詫びで戸別訪問を何十軒も行なった。しかし本当の悪はちがうところにもっとたくさんある!」
ディレクターの坪井健人氏を始め、とってもピュアな人たちでした。
『NHKスペシャル』や『プロジェクトX挑戦者たち』
日本放送協会は、とってもいい番組をつくっています。
現場には責任はありません。バッシングもほどほどにしたいものです。
(JRの置き石なども同様・・・)
それにしても世知辛い世の中になったものです。
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また老人相手の悪徳業者の記事がありました。(6/6付毎日新聞)
大阪の大東市で一人暮らしをしていた認知症の女性(83)が屋根の修理を施していないのに代金の支払いを求める男から、昨年2月から4ヶ月間で 何と!!!約1500万円をだまし取られていたとのことです。
「
また悪徳業者が・・・【中里のひとり言】at 2005年06月10日 13:12
リフォーム詐欺事件が大問題になって行くうちに、一つ気になる会社があった。
ヤワラちゃんこと谷亮子もCMに出ていたペンタ君のペイントハウスである。3週間ほど前に大阪のATCへ行ったとき、同社の巨大ショールームが閉まっていたからだ。案内で聞いたら4月に閉鎖したと
気になるペンタ君の動向【かきなぐりプレス】at 2005年07月03日 22:03
巨額リフォーム詐欺事件で工事の受注を一手に引き受けていた元の親会社「エム・エイチ・エス」の工事担当者の大半は、建築士の資格などを持たない“素人”だったようだ。そもそも今回の事件は、法の合間を縫った詐欺事件であり、法整備がしっかりできていれば防げた事件だと
巨額リフォーム詐欺事件【LARGO DRIVE(ラルゴドライブ)】at 2005年07月04日 21:27
サムニングループをめぐるリフォーム詐欺事件で、同グループ側が請け負った工事の施工現場では素人同然の「職人」が働いていた疑いのあることがわかった。こうした「職人」は同グループ関連の人材派遣会社(東京都中央区)から派遣されていたという。警視庁は今回の事件の
リフォーム詐欺、素人同然の「職人」施工 関連会社派遣【にゅーずわーくす】at 2005年07月04日 22:24
リフォーム会社元社員4人逮捕 高齢者だまし工事契約
http://www.sankei.co.jp/news/050630/sha069.htm 高齢者らにうその説明をして不要なリフォーム工事契約を結ばせ、代金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は30日、詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)容疑で
嬉しい記事【思うて学ばざれば則ち殆し】at 2005年07月05日 00:06
祝!!!ワールドカップ出場!
私がTV観戦していると負けることが実は多い。
そこで、ここ一番の大勝負の時には
できるだけ中継を見ないで、他の番組など見るようにしている。
が、昨日は研修。だからの勝利。私だって貢献している…。
公証
後見人制度【女性行政書士の独り言】at 2005年07月05日 09:22
富士見市のリフォーム業者数社による詐欺まがい商法が明るみに出たことにより、さらに、このような被害が全国規模で広がっている実態が解明され始めた。その手口は報道などで伝わるに、悪辣で狡猾なことこの上ない。考えれば考えるほど、お年寄りなど社会弱者をターゲット...
【悪質リフォーム】成年後見制度のパンフを見て【blog】at 2005年07月07日 22:10
最近悪徳リフォーム業者の事がニュースや紙面を賑わせていますね。 狙われるのは、決...
悪徳リフォーム業者ってどう?【ドリカムパートナー姫路】at 2005年07月14日 00:58
ひどい!
なんて情けない事をするようになったのでしょうか。
一部の心無い業者(増えているような気がします)でしょうが、
人の弱味に付け込んで!!
桃太郎侍にでも成敗してもらいたい。
まだ若本さんに点検してもらい、報道が入って告発できるが、
もしかして、同じような被害者が全国にいるのではと
空恐ろしい気がします。
あ〜、日本の世の中こういう悪徳業者が「0」になる日が
来るのでしょうか!
若本さん、期待しています。
こんな業者は社名を出して断固告発すべきです。
欠陥住宅もひどいが、対処法もあります。
しかし、こういう御高齢者に向けての卑劣な輩は
どうしたものかと思います。
NHKさん、末端の人々はみんな額に汗して頑張っていますよね。
私も理解しています。
がんばれ!!エールを送ります。
今回の取材がいつ放送されるか、わかりましたら教えて下さい。
若本さん、カメラの前で矢継ぎ早に質問されて大変でしたね。ご苦労様です。
一部の悪徳業者がいるために、誠実な仕事をしている同業者・職人までが疑いの目で見られてしまうことに繋がり、こういう悪徳業者の存在がもたらす弊害は計り知れないものだと思います。
それにしてもプラ束1本の工事費が1万4千円とは目茶高いですね(@_@)
プラ束本体の値段は、私が買ったときは千円程度でしたが・・・
キリギリスさん
コメントありがとうございます。
キリギリスさんは、ご自身で資材を調達し、同僚を巻き込んで自分で家を建てられたので住宅のコストは工務店よりもご存知でしょう。
キリギリスさんのホームページはこれから家を建てる人はもちろん、工務店や設計事務所にも見てもらいたいですね。(笑)
こんにちは。
床下に潜れるスペースはありましたか・・・・大変でしたね。
プラ束ですか・・・
久しぶりに見ましたが、本当にひどいですね。
写真を見る限り、台板タイプのプラ束ですね。
定価で1本1,000円くらいですね。
原価だと、メーカ物で500円バッタ物で300くらいでしょうか。
それを1本14,000円・・・(驚) ひど過ぎます(怒)
確かにリフォーム事業は新築と違い、よくプラ束を使っていました。
(新築は鋼製束がメインですが)
持ち運びや保管が便利だと言う事でしたが、
施工性などに関しては無視してましたね。
どうせ、プラ束の底面も接着剤での固定がなされてないのでしょうね。
鋼製束でも同じなんですが、この固定さえも手を抜く職人が多かったです。
本当にリフォーム事業も法改正を早くするべきですね。
誰でも彼でもリフォーム会社が設立できるようでは
こういう悪徳業者もなくならないと思います。
若本さん、お疲れ様でした。本当はこんな所に立会いたくないですね。弱いものいじめというかモラルの欠片もない業者へは行政が社名、社長名などの公開をすべきです。それしか方法はないと思います。いつもいつも似たような事件が勃発しても、それに対して何ら法的な措置をとらないから、止まらない。
TBありがとうございました。
どこにでもいるのですね、こういう輩は。
でもNHKとの取材、すごいですね。
この映像が全国ネットで流れるといいですのに。
報道の社会的意義も出ますよね。
若本さん TB有難うございました。
もう本当にうんざりするほど次々に出てきますね。
専門家といっていい加減なコメントをするTV番組を良く見ますが
若本さんのような方がもっと出てくるべきです。
しかしコメント内の、
『リフォームの匠』が道具を使うような「カッコ良さ」というか「不自然さ」はありません。
と言うのには笑いました。うまい!
TBありがとうございました。
本当に弱者を食い物にする悪徳業者は、実名をあげて報道してほしいです。
今回も最初のうちは社名を隠して報道してましたから。
まだまだ被害者が出てくると思いますが、
早く弱者を守るような法整備をしてほしいと思います。
500万以下の工事でも資格が必要になる法整備はそんなに
難しいのでしょうか?う〜ん(TOT)
TBありがとうございます。
昨日、マンションのリフォーム会社の人と会ったら、『あんな商売ができるなんて信じられない』と言ってました。悪徳業者はトラブルが生じると名前を変え、本店を変え、転々としながら悪事をくりかえしています。失うモノがないんでしょうね。信用で商売していたらそんなこと出来ません。
こういう人たちに法的に立ち向かうというのは、とてもエネルギーのいることです。できれば未然に解決したいですね。それには認知症患者サンのまわりにどれだけ親身になる人がいるかということにつきるようなきがします
TBありがとうございます。
なんだかすざましい写真ですよね…。ここまで束になると、なんだか気色悪い気がします。
こうした悪徳業者や詐欺まがいの行為で不動産契約をする業者が後を絶たないこということは、本当に寂しい限りですよね。
うちに不動産売買契約に絡むトラブルでご相談に来る方が、相変わらず多いのも事実ですからね。
やっぱり消費者自身が賢くならないとダメなんでしょうかね。
でも、それじゃなんのためのプロなんだかわかりませんが…。
若本さん お久しぶりです
トラックバックありがとうございます
今回の調査 お疲れ様でした
悪徳商法の手段に住宅リフォームが利用されてとても残念です
衣・食・住の必需品とは言え私たちの神聖な場所に・・・
私もいろいろな形で今回のことは情報発信して行こうと思っています
今となっては古いお話なのかもしれませんが、非常に参考になりました。
正しいことをしているリフォーム会社もあるなか、不正をされて業界全体が悪いイメージになるのは本当に残念ですね。