2005年06月10日

土台敷き

土台敷き今日、関東甲信越地方は梅雨入りだそうです。
沖縄を除き、西日本はまだだというのに、今夏も異常気象でしょうか・・・?

明日から広島地方も雨の予報ですが、本日現場は『土台敷き』です。

この現場を担当するN社は、『豪州桧の百年もの』を土台に使うというのを特徴にしています。国産の桧やヒバ以上にシロアリに強いということで、鼻を近づけて見るとナルホド独特の芳香がありました。
色もかなり濃く、独特の木肌です。

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土台敷きの注意点は、継ぎ手の位置とアンカーボルトです。
下の写真を見ていただくと、分かります。

『腰掛鎌継ぎ』という、土台をつないでいく加工をしています。



継ぎ手とアンカーボルトプレカットされた継ぎ手とアンカーボルト→

アンカーボルトの役目は、基礎と土台を緊結するものです。

イカリのように、しっかりとコンクリートの中に埋め込まれ、土台が浮き上がったりしないようにしなければなりません。

以前、アンカーボルトを締める前に大型台風が来て、上棟して間もない木造の保養所が建物ごと浮いて土台から外れた現場も見ました。

写真のように、継ぎ手がある場合、上からしっかり押さえる位置にアンカーボルトがなければダメです。

昔はよく、コンクリートが柔らかいうちにアンカーボルトを手で適当に差し込んでいるような現場もありました。

これを『田植え』と呼んで、こんな現場はアンカーの位置も深さもバラバラでした。当然、継ぎ手の位置も配慮せず、ひどいものです。素人でも見れば分かるので気を付けましょう!

実はおととし、新築検査でうかがった現場がまさに『田植え』でした。
施主は、先代からの付き合いの大工さんに頼んで安心していたそうです。地盤調査もしていなかったので、基礎までクラックが来ていました。(-_-;)

何ごとも「基礎」が大切です。
足回りが弱いと、いくら柱から上を丈夫な家づくりをしても、災害時にモロさが露呈します。基礎や土台はしっかりとチェックしておきたい部分です。

上棟は15日予定ですが、梅雨入りが心配です。

明日は10年ぶりにゴルフに誘われ行ってきます。(^o^)丿
天気予報は...

    

『雨』

・・・

『雨』


このところずっと天気だったのに・・・
では、また明日〜♪

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