高断熱高気密住宅を手掛けている住宅会社に相談に行くと、必ずといっていいほど話題になる『ヒートブリッジ』。日本語では『熱橋』といって、そのままの直訳ですが、屋外の熱を室内に伝える(熱伝導率の高い)素材のことを指しています。例えば「アルミ」とか「鉄」とかです。外の冷たい空気を室内に伝えたり、せっかく温まった部屋の温度を外に伝えて放熱したりする存在です。
今朝、広島地方は「摂氏0度」でした。写真は、私が自宅近くでたまたま見つけた「ヒートブリッジ」が誰の目にも明らかな事例です。鉄骨系のプレハブ住宅の外壁に、見事なほど「ヒートブリッジ」によって、外壁が「結露している」部分とそうでない部分がはっきりと出現しています。
(画像をクリックして拡大するとわかるでしょう)
これは、室内でエアコンやファンヒーターを焚いて温めた熱が、ヒートブリッジを通じて外壁に漏れているということです。外壁周辺の冷たい空気と触れて、まるで「蕎麦屋からメガネをかけたまま、寒空の外に出た瞬間にメガネが曇る」という状態と同じです。
ここで注意しなければならないのは、断熱材でも挿入の仕方が悪ければ「ヒートブリッヂ」になってしまうということです。特にグラスウールのように、壁の中の結露水を含んで垂れ下がるような断熱施工をしていると、室内の熱が戸外にどんどん出て行ってしまいます。恐らく上の写真はそのような状況になっているのでしょう。
逆に「鉄骨」は摂氏0度の外気温に冷やされて、室内にその寒さを伝えているのでしょうが、室内側の暖かくなった部分で「壁体内結露」を起こしていると考えられます。
大手ハウスメーカーが「サーモグラフィー」を使って断熱性能を見せるようなTVコマーシャルがありますが、実際に「限られた予算」のお客さんには、このような性能の住宅を平気で売っているということでもあるのですね・・・
この建物をよく見ると、そのほかにもメーカーの思惑がよく分かります。
それは・・・
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