2007年01月28日

施主検査(内覧会立会い)

家族とお引渡し模型家づくりというプロジェクトは、お引渡しによって「一旦」終了です。住み始めてからも、私や施工者との関係は続きますが、「自分たちが発注したものが、確かに不具合なく完成している」というのを確認していただき、OKが出て、玄関の鍵のお引渡しと工事代金の清算、登記などが同時に行なわれ、建築中の建物が、名実ともに「施主の住まい」となります。

今回お引渡しとなったT様も、昨年のゴールデンウィーク前後にメール相談からスタートし、およそ9ヶ月。不動産契約の助言から、プランづくり、業者選び、工事中の検査まで携わらせていただきました。

お引渡しの検査を前にして、「家が希望通り完成して嬉しい反面、ちょっと寂しい感じがします・・・」と、ご夫婦から言われました。完了検査後、ご主人からいただいたメールを引用したいと思います。


T様邸リビングと和室------<メール引用ここから>------------------------

今日は完了検査に立会っていただき、ありがとうございました。
帰って妻から聞きましたが、バルコニーのエアコン室外機用の通気口の問題のみで、あとはOKだったようですね!
ハンディカムで撮影していたのでチラッと見ましたが、なにやらユニークな検査員さんでしたね。

引越しを2/10に予定していますが、外構業者の都合で入居後に工事開始します。
ようやく落ち着くのは2月末でしょうね。

先ほどブログを拝見しました。今日の検査時のエピソードにも触れられてましたね!タイトルのとおり、我が家も「お互いの顔が見える家づくり」を充分に楽しめたなぁ・・・と、引渡しを前に感慨深いものがあります。理想的な家づくりができました。

引渡しを前にして「寂しい気持ち」があるのは、やはりそこに我が家づくりに携わってくださった方々との信頼関係があるからでしょうね。
若本さんに出会わなければ、そんな大切なことにも気づかなかったと思います(入札する時に家族写真を撮られたのが印象的でした)。

家は買うものではなく「事業」であるとおっしゃる根底に流れている、とても大切なことなんだと解釈しています(買うだけだったら嬉しいばっかりで、寂しいなんてきっと思わないでしょうね)。

------<メール引用ここまで>------------------------

私自身が運営しているサービスで「大切だ」と考えていることを、実際に体験された施主からことばでいただくと、とても嬉しいですね。

家づくりという、人生最大の難事業で施主自身が気づかされることは、今後の家族生活にもきっとプラスになると思います。家が快適だけでなく、家族自身が経済的にも精神的にも豊かに暮らしていけることこそが大切です。

施主自身にその「大切なこと」を気づいていただき、ナビゲートしていくことが、家づくりに携わるプロの責務だと今回再確認させていただきました。

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