2007年10月16日

グランドメゾン

また耐震強度偽装事件が発覚しました。
しかし、今回は大々的なニュースにはなりませんでしたね・・・?
亀田大毅やら痴漢行為をした元大学教授など、どうでもいいニュースがテレビでもネットのニュースでも配信されています。

やはり姉歯事件と同じ、一級建築士による構造計算の偽装ですが、なぜか「ヒューザー」のように、建築主(発注者)がクローズアップされることもなく、『グランドメゾン』というマンション名だけが報道されました。

私が見ていたニュースでは、建築主側の経営者が釈明の記者発表をする場面もなく、会社名も出ませんでした。ヒューザーや木村建設、その後発覚したアパホテルなどとは明らかに報道姿勢が違っていたように思います。

不二家に始まり、ミートホープや石屋製菓、最近では赤福など、食品業界では経営陣が記者会見で謝罪し、大手スーパーが商品を撤去するシーンも報道されます。

食品の安全は消費者の関心が高いとはいえ、グッドウィルやフルキャスト、英会話のNOVAなど、消費者の生命や財産に影響を与えないような企業も、『企業倫理』や『法令順守(コンプライアンス)』など時代の流れから、報道で大きく扱われ、社会からも制裁を受けました。

グランドメゾンの建築主は一体・・・


ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、

グランドメゾンは積水ハウスの分譲マンションです!



積水ハウスのトップページに、さりげなく「お知らせ」として今回の耐震偽装について今日付け(10月16日)で掲載されています。リンクの許可は得られそうにない(苦笑)ので、皆さんで検索してご覧下さい。

その中に「弊社は、平成19年8月31日、弊社が評価をいらしている住宅性能評価機関より問題の指摘を受けた時点で、住まいの安全と安心を最優先する立場から、弊社の判断において速やかに当該物件の工事を中止いたしております。」と書かれています。

これって、ニュース報道がなければ、今日まで発表しなかったということですね?
奇しくもこのブログでも紹介した『業務停止命令』の直後に指摘されたということです。経営者に「発覚を恐れてマスコミ各社には伏せていた」と思われても仕方ない状況です。
食品会社が同じようにWeb上で発表していたら「経営陣はすでに数か月前の時点で知っていたのに、隠ぺいしていたのでは・・・?」と、マスコミ各社から攻撃を受けるでしょう。

積水ハウスという企業自体を責めようということではなく、本当に市民が知らされなければならないニュースが何かということを、報道各社がバランスよく示さなければならないのではないかと思います。

NHKの午後9時のニュースでも、家電量販店『コジマ』の家電リサイクル法違反が流れていましたが、スポンサーに影響を受けないNHKの報道でも、とうとう耐震偽装のニュースは流れなかったようです。

私が意識しすぎでしょうか・・・?

不動産会社からマンションの分譲を始めたヒューザーのような会社が、耐震や図面のチェックを外部の設計事務所(姉歯)に任せていたのと、業界トップで耐震実験のCMまで流して安心のイメージを演出している積水ハウスが、社内に耐震のチェック機能さえなかったというのは、次元が違う話ではないかと私などは思ってしまいます。

この事実を善良な一般市民はほとんど知ることなく、大手ハウスメーカーの安全神話を信じて、高い住宅を購入していくのでしょうね・・・(-_-;)


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