中国新聞社主催の『リフォーム・エクステリアフェア2009』の講演も、会場は立ち見が出るほどの盛況で終えました。
左の写真は、開演のアナウンスがあって集まってきた客席の様子です。
40分間の講演でしたが、終演後に途中から参加された方が数名「今日の資料が欲しい」とか「あなたの書いた書籍は今日売っているのかね?」と訪ねてこられました。
このたびの選挙で、民主党政権に交代し、住宅政策も大きく方針変更されることが決定的になりました。最優先課題は、リフォームと中古住宅の流通になるようです。
今回、右の写真の通り『3倍得するリフォーム活用法』というテーマでお話をさせていただきましたが、その前提条件があります。
リフォーム前の建物自体が、この先30年以上の間、大きな自然災害に耐えうるだけの「耐久性」を有すること、そして「街の中に残っていて欲しい」と感じるような外観(佇まい)であること。
その上で、リフォームに投資することで、
1.さらに長く暮らせるよう(住宅の超寿命化)になること
2.光熱費(省エネ)や将来のメンテナンス費用が抑えられるような投資になること
3.そして、その工事代金の一部が「補助金」等で戻ってくるような工事(耐震・省エネ・バリアフリー)をすること
そこで、初めて同じリフォーム工事の代金が3倍の価値を生むこととなります。
しかし、この40年間に、その前提条件を備えていない家も数多く供給され、そのままリフォームの時代として維持・更新されていくことに、私は大きな疑問や不安を感じます。
むしろこれからが本当に、
将来豊かさを感じるような「新築住宅の供給」をしていかなければならないのではないかと思います。
その方法として、CM(コンストラクション・マネジメント)やCPM(建築現場の生産性向上)、100年定借や、ランドスケープも取り入れた住宅デザインなどが、これから益々重要になってくると期待しています。
まだまだ日本は
高くて貧しい住環境しか得られていません。
今は小さな声ですが、これからも住宅業界にしがらみの少ない『住生活エージェント』として情報発信していきたいですね♪
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