2015年03月26日

地方が主役になれるこれだけの理由!

パネルディスカッションの様子今年の3月は例年以上に忙しく、ブログの更新まで手が回りません。画像は一週間前に廿日市市で行なったシンポジウムの様子です。ゲストスピーチはベストセラーになった『里山資本主義』や『デフレの正体』などで知られる山口県出身の藻谷浩介さん。

私が発起人に名を連ねている『広域連携グローカルリンク広島西・山口東』の公開イベントの一幕です。藻谷さんの基調講演の後、私も登壇してパネルディスカッションに参加しました。画像の右端が藻谷さんで、私の左は広島経済大学の川村健一教授。『サステイナブルコミュニティ』の著書などもある、欧米の住宅地開発を知り尽くしている論客で、ファシリテーターとして司会進行をして頂きました。

私の右は広島市議会の豊島岩白議員。このグローカルリンクの代表を務める広島の若手政治家です。

地方が主役になれるこれだけの理由!藻谷さんの著書はこれまで3冊読み、東京高輪で開催された講演会にも参加したことがあったので、話の内容は概ね想定内の話でしたが、改めて貿易赤字や貿易黒字の相手とその理由を知り、それを地方に置き換えてみると、自分たちが報道等でイメージしていることと実態のかい離が良く分かります。

藻谷さんの話で、一般の人たちに一番分かりやすい話は「食品の原材料」。

例えば、広島では『もみじまんじゅう』を観光客に数多く売ろうと、出張先の訪問相手に手土産まで持参するが、アンコなどの中身は広島県産の材料は使われておらず、農家の雇用は増えない。

葉っぱビジネスで高齢者が豊かになっても、貯金で貯め込むから地域にお金が循環せず、相続が発生したら東京や大阪にいる親族にお金が移動して、その地域には残らない・・・。

だから「安い海外の農産物よりも、手間がかかっている分高くても、地域でとれた素材を使おうよ!そう考えれば、今までそれをしていなかった分、地域がもっと豊かになるポテンシャルを持っているよ!」ということです。

藻谷浩介さんの本とサイン藻谷さんが最近出版した『しなやかな日本列島の作り方』という本を、地元のフタバ図書で購入しました。最終章で紹介されていた千葉県佐倉市の『ユーカリが丘』を開発した山万の嶋田社長との対談を読み、講演会の後藻谷さんともお話が出来ました。

高くても地域の特産品を購入することで、地元の人たちの手間が雇用を生み、地域にお金が循環することは頭では理解できても、スーパーで安くて豊富な種類の食材を見ると、個人が購入する食材でもなかなか日常的に高い地元産を購入するのはよほど意識の高い方でしょう。そして飲食店では商売でやっているのでなおさら、安い食材を調達するか、ブランド力のある他地域の食材で”付加価値をつける”ことがほとんどです。

しかし住宅建築に関しては、地元で建てたほうが県外の大手で建てるよりもはるかに安く、今では性能や品質も劣らない状況になっているのに、特に地域に住んでいる人たちの税金で生活が成り立っている地方自治体や電力会社の方々など、安定している職業の人ほど、大手ハウスメーカーに頼む傾向が高いようです。

そんな話を講演会後の懇親会で皆に話したら「えっ?地元の腕のいい大工で手間暇かけたほうが建築費は安いんですか?!」という意外な反応が返ってきました。

家電や自動車、量販店などと同じように、工場生産で大量販売しているほうが安いと思い込んでいる消費者が多いことにビックリです。日本の住宅は、製造原価よりも”集客のため、契約に向けての手間”に多大なコストが掛かり、その費用を回収するために大手ほど高くなっているのです。

企業の最大の負担は固定費(事務所ビルや人件費など)というのは誰もが分かる話。大手ハウスメーカーの場合は、事務所以外に数多くの総合展示場を設け、営業マンを配備し、多大な広告宣伝費を使っていて、売り上げが下がったからと言って容易に落とせないコストを抱えたまま、人口減と収入の下落が進む地方で、これまでのような住宅販売のビジネスが続くはずがありません。

私は住宅供給を通じて、大きなお金で地方を豊かにしていきたいと思います。藻谷さんにも著書にサインを頂きました。まだまだやることがいっぱいです!

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