2016年01月18日

今では珍しい上棟日の餅まき

上棟式の餅まき新年が明けてメルマガを3か月ぶりに発行しましたが、ブログはもっと投稿していませんでした。今年初めての投稿は、先週末広島市佐伯区で行われた棟上げのご報告です。

最近の家づくりは、住宅が密集していて敷地に余裕がなく、ご近所迷惑にもなるので静かに棟上げを行うことがほとんどですが、今回県外出身の施主ご夫妻にとって、馴染みのない場所での家づくりで、しかも新興住宅地ではなく古くからご近所づきあいのあるような住宅地なので、ご挨拶も兼ねて「餅まき」のイベントを企画しました。

朝8時から1階の柱を起こし始め、9時にはほぼ1階天井の梁・桁(2階の床下地構造)まで施工が終わりました。ご家族が揃ったお昼にはすでに2階の梁・桁も組み上がり、小屋束も立てられるほど今は効率よく構造が組み上がります。

餅まきの様子待望の餅まきのイベントは、前の道路に設置された作業用のクレーンが不要になって片付けられた午後4時からのスタートです。施工を担当した工務店側が、近隣あいさつを兼ねて、餅まきのチラシを周辺にポスティングしたため、多くの方々が集まっていました。

木材を運搬するトラックや、その材料を足場の上にいる大工さん、とび職さん達に渡すために大型のクレーンを設置するため、前面道路の使用許可を得てガードマンまで付けていたので、敷地前の道路もちょっとの時間使わせてもらい、用意したお菓子やお餅を施主ご家族と工務店の担当者が撒きました。

餅まきの記念撮影私も子供の頃、近所の新築で餅まきに参加したことがありましたが、最近では島しょ部は新築がなかなか建たず、都市部では敷地の狭さからほとんど餅まきをする習慣が廃れてしまいました。しかし、わずかな金額でご近所にご挨拶が出来、地域の人たちも施主ご家族を笑顔で迎え入れることが出来るこの餅まきの風習は、上棟の機会にとても有益なイベントだと思いました。

裏のお住まいのお隣さんからは「アンテナが入りにくくなった!」との苦言も戴いたようですが、このような機会でご近所の方々や工務店担当者もいる中で声掛けされたほうが、お互いギクシャクせず、問題解決を深刻化させずに済んだように思います。

最後に、ご近所の子供たちと施主ご家族が集まり記念撮影しました。新築の施主にとって、地元に受け入れられることが、何より安心してそこで暮らしていける自信となります。家づくりはこれからが「本番」ですが、しっかりと見守っていきたいと思います。

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