2012年04月07日

アメリカ人建築家マシュー・コーツ氏の環境建築セミナー

コーツさんが設計した住宅−1昨年北米のシアトル・ポートランドの視察に参加した時、半日案内をしていただいたシアトル在住の建築家「マシュー・コーツ」さんが、今回の来日に際して多忙な中、広島にてセミナーを開催していただけることになりました。左の写真は、昨年本人の案内で見学させていただいたコーツさん設計の住宅のインテリアです。

住宅のみならず、ビルゲイツ財団の本社ビルなど複合商業施設などの設計も行い、特に『グリーンビルディング』(環境負荷の少ない省エネルギーの住宅設計)に豊富な知識と実績を持つコーツさん。去年は3棟の商業施設やミュージアム、個人宅なども日本のプロ十数名が、厳しい目で見させていただきましたが、建築そのもののクオリティも高く、敷地周辺の景観を取り込んだ窓からの景色、高い省エネ性能など、日本からの参加者の多くが感銘を受けました。

アメリカでも注目を集める若手建築家の彼が、私のリクエストに応じて広島でセミナーを行います。貴重な内容で、席にも限りがあるため、有料のセミナーですが、ご興味のある方は以下の案内をご覧ください。

http://www.cms-hiroshima.com/seminar/coates-design_2404.pdf
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2012年02月14日

アメリカのサッシの大きさは?

インターナショナルビルダーズショー今年の全米ホームビルダーズ協会主催のインターナショナルビルダーズショーでは、異変が起こっていたようです。
日本のトステム(LIXIL)やYKKAPのような大手サッシメーカーがアメリカ国内でも5〜6社ありますが、今年ビルダーズショーに出展していたのは『Marvin(マーンヴィン)社』のみ。『Andersen(アンダーセン)社』や『Pella(ペラ)社』など、大手木製窓メーカーは出展を控えていました。しかし、日本では知名度の低い中小の窓メーカーがユニークな商品展示をしていたので、ブースを訪れてみました。写真は3mほどの高さがある電動のサッシです。私の背丈が180センチを超えているので、どれほど大きいのかが分かるでしょう。

実際に、ビルダーズショーの併設イベントで開催されていた『ニューアメリカンホーム』でも採用されていました。ニューアメリカンホームとは、今年の「ハウスオブザイヤー」的な存在で、全米のホームビルダー(プロ)達がツアーを組んで見学をするアメリカ最新トレンドの住宅です。私も見学してきましたので、その内部写真の一部をご紹介します。  続きを読む
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2012年02月12日

フロリダの住宅地視察

オーランドの新しい住宅地『ボールドウィンパーク』今月8日から、フロリダ州オーランドで開催されている全米ホームビルダーズショーと現地で話題の住宅開発地の視察に来ています。写真は『ボールドウィンパーク』という新しい住宅地。ボールドウィン湖に面して戸建て住宅とコンドミニアム、商業施設などがとても美しい自然環境の中で配置されています。川には鴨などの水鳥がいて、歩道の街路樹には野生のリスが見え隠れしています。

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2011年07月07日

毎日眺めていても飽きない景色

庭から望むシアトルの街ズームアップしたシアトルの街北米視察のレポートの一部として、コラムを書いたのでご紹介します。

▼日本の住宅業界では今、中古住宅のリフォームやリノベーションが脚光を浴びているという。私が住宅リフォームのFCチェーン本部に入社したおよそ20年前も「リフォームの時代」と言われ、これから日本も本格的なリフォーム需要が大きくなると言われ続けてきた。
しかし一方で、まもなくお引渡しする二世帯住宅の施主は、15年前に大手ハウスメーカーで建てたプレハブ住宅には愛着がないため、隣の実家の敷地に木造で快適な二世帯住宅を建てたいと相談され、その鉄骨住宅は事務所として利用するという。耐久性は問題ないのにも関わらず、愛着がわかずに使われない住宅が日本では増え続けている。

▼日本の中古住宅の市場は、交通や利便施設などの「立地条件」がその不動産の価値を決める。極端に言えば、現地に行ってみなくても、地図上で駅や学校、病院、商業施設を確かめられれば、不動産価格が想定できてしまう。中古の建物は、ほとんど資産価値は認められず、耐震性能や省エネ性能などもほとんど期待されていない。きちんとした検査や評価がされないまま、内装や設備、外部仕上など表面的にきれいにして「リノベーション」したと売り出される。

▼一方北米では「中古住宅」とは呼ばれず「既存住宅」と呼び、しっかりとインスペクション(建築検査)を行うことで、建物の性能や品質も再評価される。それ以上に重要視されるのが、その住宅が建っているロケーション。交通や買い物の利便性はもちろんだが、街の景観や雰囲気、建物自体のデザイン、そして建物の中から見える景色も購入者にとっては重要な要素だ。そこに住んで「毎日眺めても飽きない景観」が、家の価値を大きく左右する。それは、日本の中古住宅のように、立地では決して決められない。
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2011年06月26日

アメリカの郊外団地の変容

郊外団地の三階建てモデルホーム北米視察2日目は、シアトル郊外の小高い丘の上にある分譲地『イサクワハイランド』に行きました。サブプライムローン後の景気後退で、カリフォルニアなどでは不動産価格が底なしに下落する中、この団地は「消費者の購買力」に応じて、アメリカでは考えられないような狭い敷地に、三階建てや連棟住宅(テラスハウス)を分譲していました。左の写真は、建築中の建物の写真です。遠くに山が見えるように地形的には日本の丘陵地に開発された分譲地と変わりはありません。

間取りが同じで外観が異なるモデルホームこれまでのアメリカの家は、広〜い土地に何台もの車を駐車し、土地を贅沢に使っているイメージがありました。しかし、こちらの分譲地では、日本の郊外団地と変わらないくらいに敷地を小さく分割していました。しかし単に住戸の密度を高めるだけではなく、共有のポケットパークや緑道を設け、起伏のある地形を生かした住宅地にしているのが、雛壇造成して日当たりの悪い敷地が残る日本の住宅地との大きな違いです。  続きを読む
Posted by cms_hiroshima at 22:44Comments(0)TrackBack(0)