2018年06月25日

増えるコンセントBOX

電気配線とコンセントBOX
先週発生した大阪北部の地震では、阪神淡路だけでなく、その後の東日本や熊本地震など、あれほど何度も震災に遭い、防災対策を進めたはずの日本で、大都市のもろさが露呈したような気がします。特にブロック塀の倒壊で亡くなった方がいたのはとても残念でした。ご冥福をお祈りいたします。

さて、広島市南区で建築中の現場も、断熱工事に入りました。壁は高性能グラスウールの充填断熱ですが、白い断熱材に点在しているのは何だか分かりますか・・・?

タイトルに書いている通り、コンセントやスイッチのBOXです。
注文住宅なので、数も位置・高さも自由で、カウンターや収納家具の位置、家電製品の設置場所などに応じて、タコ足配線はおろか、出来るだけ電源コードもごちゃごちゃしないようにコンセントやスイッチを計画します。

家事動線を重視して、キッチンや家事室などを機能的に整理したら、壁面にこれだけのBOXが集中しました。外壁に面した場所では、BOX分、断熱材の厚みが確保できないので、断熱性能的には外貼りを付加してW断熱にしたほうが良かったかも知れません。とはいえ、隣地との間隔が少ないこととコストがかなりUPし、費用対効果は実感できないので、間仕切り壁や袖壁などに移動できるものを検討してチョイスするのが現実的です。

この建物は、お引渡し前に気密測定を行いますが、おそらくかなりいい数値が期待できそうです。また測定できたらこのブログで報告しますね!
  

Posted by cms_hiroshima at 18:17

2017年06月05日

ZEHの家建築中!

ソーラーパネル
最近家づくりを検討し始めた人でなければ、ほとんど聞いたことがない言葉『ZEH(ゼッチ)』。Zero Energy House(ネット・ゼロエネルギー・ハウス)の略語です。これは日本のエネルギー基本計画に沿って、年間の一次エネルギーの消費量を正味(ネットで)ゼロエネルギーになるような新築住宅をつくるようにとの政策で、経済産業省の外郭団体である一般社団法人『環境共創イニシアティブ』が推進している省エネ性能の高い家です。

ネット・ゼロということは、ソーラー発電によって自家発電することで、電力会社からの電気を買わないことも含めての、正味ゼロエネルギーで、無暖房で過ごせるような断熱性能の家という訳ではありません。『HEMS(ヘムズ)』と呼ばれるエネルギーマネジメントシステムで家の中で使うエネルギーをモニター画面で見える化するなど、エネルギー節約ができる家がZEHです。

昨年度は広島地域でも125万円の補助金が出て、写真のお宅も申請に間に合いましたが、今年度の募集を見ると補助金額が50万円も下がって75万円となっていました。太陽光発電のパネル価格が下がっていることや一定の普及が広がって工事の効率も高まっているだろうという判断なのでしょう。太陽光で発電する電気の買い取り金額も徐々に下がってきているので、補助金が得られたとしても、購入者の負担は決して小さくはありません。

また技術力があればどの会社でも出来るという訳でなく、事前にZEHビルダー登録した企業(地元の工務店含む)に限られます。技術力と意欲のある会社だけに高い省エネ技術を学んでもらい、ノウハウを早期に確立してもらいたいということのようです。

大手のハウスメーカーだけでなく、木造住宅を手掛けている地元工務店でも、ネットでZEHビルダーを探してもらえば、大手と同等以上の断熱性能の家を建築することが可能です。特に鉄骨プレハブに比べると、躯体の熱伝導(ヒートブリッヂ)が少ない分、木造住宅のほうがコストを抑えて高性能な省エネ住宅をつくることが可能でしょう。

どの会社がいいのか分からなければ、広島都市圏で新築住宅をZEH化したい場合、私にご相談下さい。画像の家は広島市佐伯区で建築中です♪

  
Posted by cms_hiroshima at 16:33Comments(0)TrackBack(0)

2017年05月26日

気密測定終わりました!

お客様立会いの気密測定
広島市西区で工事中のK様邸もいよいよ完成が近づいてきました。先週、半日のみの完成内覧会もさせていただき、施主立ち合いで気密測定も行いました。

測定は、窓を閉め切って測定器のファンを回し、室内の空気を勢いよく外に排出します。その時の室内と屋外との気圧差、そしてモーターにかかる負荷によって建物の隙間を計測します。まだエアコンなどもついていないので、屋内と屋外の気温差はほとんどなく、約28℃の条件で圧力差を変えながら5回通気量を計測しました。

総相当隙間面積:αAが104cm2、建物外皮の実質延べ床面積が182cm2でしたので、相当隙間面積C値は0.6cm2/m2という計算結果となりました。かなりいい数値だったので、施主のKさんご夫婦も安堵し、記念に計測記録をプリントアウトしてもらって持ち帰られました。

Kさんにはちょうど100組目のお客様の声も頂きました。
実際にはもっと数多くのご家族がサービスを利用され、喜ばれていますが、顔写真入りでのネット上の公開までご協力いただけたお客様が100組になったことは、私にとっても感無量です♪
http://www.cms-hiroshima.com/reason/reason-100.html  
Posted by cms_hiroshima at 18:17Comments(0)TrackBack(0)

2017年02月15日

窓の断熱性能

トリプルサッシ5年ほど前の住宅のサッシは、北海道を除いてほとんどアルミサッシが使われていました。冬の結露がひどいため、まずは「アングル」と呼ばれる窓枠部分に接する部分だけ樹脂が使われ、割高になるものの、室内側が樹脂のサッシも登場してきました。『シャノン』など一部の専業メーカーを除いて、西日本でオール樹脂サッシが使われ始めたのはまだ2〜3年でしょう。

ガラスも「ペアガラス」が一般的で、少し高いものになると「アルゴンガス入り」や「Low−eガラス」といった紫外線をカットするフィルム入りで熱線のカットや断熱性能を高めるガラスが普及しました。

現在当社サービスで工事中の現場では、さらに断熱性能の高い「トリプルガラス」を採用しました。スペーサーと呼ばれるガラス同士の間隔を確保する部材も、以前だったらアルミでしたが、この部材も樹脂となり、窓のコーナーが結露することもほぼなくなりました。

もちろん、サッシ枠は内側だけでなく外部も樹脂製です。
今のサッシはそれぞれの窓に、断熱性能の細かな表示がされています。北西の部屋と南東の部屋では、日射取得や日射遮蔽など、季節や方角によってもガラスの性能を変えていることが分かります。
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Posted by cms_hiroshima at 11:56Comments(0)TrackBack(0)

2017年02月02日

天井断熱と屋根断熱

断熱材にくるまれた棟札完成した建物では施主でも見ることがない断熱材ですが、壁以上に重要な断熱箇所は小屋裏です。これまでは「天井断熱」として、天井裏にグラスウールやロックウールなど、繊維系の断熱材を敷き詰めることが多かったのですが、天井吊り木などがあり、布団に隙間が生じるのと同様、どうしても断熱材を置くだけでは、天井裏に熱が逃げたり、夏の暑さが天井裏に伝わり、寝苦しい夜を過ごすといった形になっていました。

今回の現場では、天井裏ではなく屋根の下に現場発泡ウレタンを厚めに吹き付けました。一般的な天井断熱であれば、小屋裏空間は「外部と同じ環境」になり、冬は寒く、夏は蒸し風呂のようになってしまいます。しかし屋根断熱であれば、小屋裏空間が2階の部屋と外気温の緩衝地帯となって、暑さや寒さを和らげることが可能です。特にウレタン吹付は断熱性能だけでなく、気密性も高くなります。

注意しなければならないのは、屋根下地と断熱材の間が結露しないような対策を打つことと、天井断熱では断熱材が不要な妻側の「破風」の三角の部分の断熱材を忘れないことです。前者は軒先から垂木間に「通気層」を設けて、棟換気から空気が抜けるようにします。

しっかりと断熱施工をすると、現場で働いている大工さんだけでなく、小屋裏の棟束に取り付けられたお多福さんと棟札も、快適な空間となります。お顔を見ると喜んでいただいたようですね♪  
Posted by cms_hiroshima at 17:53Comments(0)TrackBack(0)