2022年05月31日

断熱工事と気密測定

気密測定
前回の投稿では、工事お引渡し直前の気密測定の様子をご紹介しました。
こちらの現場では、前回とは別の工務店により断熱材を挿入した段階とお引渡し前の2回気密測定をすることになっており、5月末に最初の気密測定を行いました。

この段階では、まだ玄関ポーチや玄関内にタイルも張っておらず、室内も石膏ボードや床材も張っていない状態なので、極端に言えば”構造体と断熱材だけで隙間がないかどうかを確かめる”という測定です。もちろんサッシは入っていますが、換気用の吸気口など外壁に空いている穴を養生シートで塞ぐなど、手間の掛かる作業などを経て、計測を行いました。

室内の仕上げまで終わってからの気密測定は、この段階よりも良い数値になるのは間違いありませんが、一発勝負となるため、2回に分けての測定です。なぜなら、想定よりも悪い数値であっても、仕上げを剥がして隙間を埋める作業などは、雨漏りを探す以上に大変な作業となるため、この段階での数値を把握しておきたいというのが施工者側の心情です。

結果は十分期待する数値の範囲内に収まっていました。竣工前に行われる第2回めの気密測定が楽しみです。  

Posted by cms_hiroshima at 17:00

2018年06月25日

増えるコンセントBOX

電気配線とコンセントBOX
先週発生した大阪北部の地震では、阪神淡路だけでなく、その後の東日本や熊本地震など、あれほど何度も震災に遭い、防災対策を進めたはずの日本で、大都市のもろさが露呈したような気がします。特にブロック塀の倒壊で亡くなった方がいたのはとても残念でした。ご冥福をお祈りいたします。

さて、広島市南区で建築中の現場も、断熱工事に入りました。壁は高性能グラスウールの充填断熱ですが、白い断熱材に点在しているのは何だか分かりますか・・・?

タイトルに書いている通り、コンセントやスイッチのBOXです。
注文住宅なので、数も位置・高さも自由で、カウンターや収納家具の位置、家電製品の設置場所などに応じて、タコ足配線はおろか、出来るだけ電源コードもごちゃごちゃしないようにコンセントやスイッチを計画します。

家事動線を重視して、キッチンや家事室などを機能的に整理したら、壁面にこれだけのBOXが集中しました。外壁に面した場所では、BOX分、断熱材の厚みが確保できないので、断熱性能的には外貼りを付加してW断熱にしたほうが良かったかも知れません。とはいえ、隣地との間隔が少ないこととコストがかなりUPし、費用対効果は実感できないので、間仕切り壁や袖壁などに移動できるものを検討してチョイスするのが現実的です。

この建物は、お引渡し前に気密測定を行いますが、おそらくかなりいい数値が期待できそうです。また測定できたらこのブログで報告しますね!
  
Posted by cms_hiroshima at 18:17

2017年12月20日

スウェーデン式サウンディング試験による地盤調査

地盤調査の実施

家づくりのプロジェクトでは、本当に数多くのチェックポイント、重要なイベントがあります。今回実施した地盤調査地耐力調査ともいいます)も重要なポイントの一つです。

こちらの現場は広島市南区。海岸線からは少し遠い、国道2号線に近い場所ですが、広島市内の平地は江戸時代後期から埋め立てられた場所が多く、軟弱地盤で地下水位が高い”液状化の恐れのある土地”が多いのです。

熊本地震でも明らかになったように、益城町のような台地の上のような土地であっても、阿蘇から湧き出る地下水脈があるような水の豊富な場所では、地盤によって地震の揺れが増幅され、新しい耐震基準の建物でも倒壊するケースがありました。もちろん「直下率」や「耐力壁量」や「耐震等級」も重要ですが、それ以上に土台から下の「基礎の強度」や「地盤の地耐力」が重要です。

昔の業者は、他の現場の写真を添付して、測定結果を偽装するということが少なくなかったようで、実際に横浜で建設された大規模マンションでも大手企業が地盤調査の結果を偽装していたことが問題になりました。

私は、施主の代理人として地盤調査も工務店や調査会社任せにせず、実際に現地に足を運んで調査にも立ち会って貫入の音や回転数なども確かめたうえで、調査データ提出してもらっています。今回の現場では、若干液状化の懸念は否定できないものの、しっかりとした砕石地業にベタ基礎で、地盤改良の必要は無しという判定が出ています。

家づくりは、もちろん間取りや見積金額も大切ですが、どの会社に頼むかや営業マンとの相性よりも、実際に自分たちが大きなお金を負担する建築工事の段階で重要ポイントを押さえていくことが何より大切です。

なお、モデルハウスの豪華さや営業マンの対応の良さは、あなたが実際に手に入れる建物の快適さや耐久性に「何の影響も与えるものではない」という事実はしっかりと押さえておくことをお勧めいたします。  
Posted by cms_hiroshima at 15:00Comments(0)

2017年02月15日

窓の断熱性能

トリプルサッシ5年ほど前の住宅のサッシは、北海道を除いてほとんどアルミサッシが使われていました。冬の結露がひどいため、まずは「アングル」と呼ばれる窓枠部分に接する部分だけ樹脂が使われ、割高になるものの、室内側が樹脂のサッシも登場してきました。『シャノン』など一部の専業メーカーを除いて、西日本でオール樹脂サッシが使われ始めたのはまだ2〜3年でしょう。

ガラスも「ペアガラス」が一般的で、少し高いものになると「アルゴンガス入り」や「Low−eガラス」といった紫外線をカットするフィルム入りで熱線のカットや断熱性能を高めるガラスが普及しました。

現在当社サービスで工事中の現場では、さらに断熱性能の高い「トリプルガラス」を採用しました。スペーサーと呼ばれるガラス同士の間隔を確保する部材も、以前だったらアルミでしたが、この部材も樹脂となり、窓のコーナーが結露することもほぼなくなりました。

もちろん、サッシ枠は内側だけでなく外部も樹脂製です。
今のサッシはそれぞれの窓に、断熱性能の細かな表示がされています。北西の部屋と南東の部屋では、日射取得や日射遮蔽など、季節や方角によってもガラスの性能を変えていることが分かります。
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Posted by cms_hiroshima at 11:56Comments(0)TrackBack(0)

2016年12月17日

広島市西区で棟上げ!

建前スタート一気に寒さが厳しくなった12月中旬、広島市西区で棟上げです。前日までに土台敷きや床合板張りまで済ませ、当日朝8時から一気に柱をセッティングしていきます。

この日の朝は現場に来る途中の道路脇にあった外気温表示で−1℃の電光掲示が目に入り、日当たりのいい現地に行っても5℃を下回る気温でした。今回は、デジタル温湿度計も画像の隅に写して、棟上げ日の時系列をご紹介したいと思います。

棟上げの日は、数日前から天気予報を確認し、1日で一気に屋根下地と雨仕舞まで終わらせます。だから大工さんたちも応援部隊を集め8人くらいで手分けして作業します。梁や桁はクレーンで吊り、スタート1時間くらいで1階の柱は梁や桁で繋がれます。

1時間半後(9時25分)画像はスタートから約1時間半後、午前9時半前にはほぼ1階の主要な梁・桁は組みあがり、2階床の大引きなど床下地やボルト締めなど、グラつかないよう手分けして作業が進みます。

作業用のスチール階段も用意され、足場を使わなくても上がり降りが出来るよう、最近の現場は作業性・安全性も高くなってきました。
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Posted by cms_hiroshima at 17:21Comments(0)TrackBack(0)