2017年04月14日

ホームステージングで変わるインテリア

日本では間取りや外観を重視して、インテリアにはそれほど関心を示さないケースが多いですね。内装は床がフローリングで壁は白いビニールクロスということがほとんどです。一方、アメリカやヨーロッパの住宅を視察すると、外観はもちろんのこと、やはりインテリアも重要な個性表現になっています。

10年ほど前に視察した米国フロリダ州の分譲地で、建物は完成していながらまだ売出しをしていない物件と、購入を検討している来場者に見てもらうためのモデルホーム(ショールーム)のインテリアを見せてもらう機会がありました。アメリカでは、中古住宅も「ホームステージング」というインテリアの飾付けをし、購入希望者に魅力的に映るよう専門業者を雇うということが良く行われています。

同じ間取り、同じ設備でもどれほど印象が変わるか、下の画像を比較してもらえば一目瞭然ですね!
ホームステージング後
まずは、ショールームとして来場者に見てもらうモデルホームのインテリア。2階子供部屋のバスルームですが、トイレや洗面台も一緒です。両親が休むベッドルーム(主寝室)には、もっと豪華なバスルームがクロークと併設してあるのが普通です。
ホームステージング前
左右逆転していますが、同じ間取りでもホームステージングをしていない建物の部屋をみるといかがでしょうか?真っ白なインテリアですが、清潔感があっても病院のような感じさえします。このように比べて見なければ気づきませんが、どちらが魅力的で高く売れるか、私が言うまでもないでしょう。
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Posted by cms_hiroshima at 15:54Comments(0)TrackBack(0)

2017年04月05日

悪徳リフォームの調査

私は現在、新築の戸建て住宅専門のサービスを行っており、既存住宅の調査(インスペクション)は行っていませんが、25年ほど前は住宅リフォームのFCチェーン本部で、加盟店の指導を行っていました。

当時も悪徳リフォームが多く、見積内容の不備や、屋根・外壁などの訪問販売による高額工事の被害、床下換気扇やプラ束設置など、不要な工事の押し付けなどが社会問題にもなっていました。そこで消費者に安心できる住宅リフォームのお店を増やし、しっかりと従業員教育を行って、施工や見積の標準化にも取り組みました。

今回、知人からの相談で、悪徳リフォームの工事内容の確認と業者立会いをしてきました。
アラミド繊維の小屋束補強
高齢の女性の一人暮らしの家で、外回りの塀の塗装と、サッシ周りのクリーニングなど、外部のメンテナンスだけ問合せしたのに、「無料点検です」といって、天井裏の様子を伺い「大変ですよ。小屋裏に雨漏りの跡がありカビが発生しています。おまけに梁が割れていて、補強も必要です!」と写真を撮って見せたそうです。

そして200万円以上もかけて、瓦にコーキングを施し、画像のように小屋束に『アラミド繊維』で3か所補強をしたのです。通常アラミド繊維は、コンクリートの橋脚の補強などに使われ、金物や構造用合板で追加補強が可能な木造で使われることは基本的にありません。

雨漏りの跡も、状況判断から”2階居室から小屋裏に入った暖気が、妻側の換気から流入する冷気と接した部分で結露が発生した”と考えられ、本当に雨漏りかどうかを確かめることなく、高額な工事を行っていました。

業者側も、こちらの状況判断や質問に返す言葉がなく、不要な工事を実施したことは認めました。しかしこれから工事代金の査定や返還など、業者との攻防が続きます。住宅リフォームでも、業者に依頼する前に相談するコンシェルジェが必要な時代ですね。今は『ホームインスペクター』という建物検査の専門家もいますので、是非「施工をしない専門家」に相談して欲しいですね!  
Posted by cms_hiroshima at 07:42Comments(0)TrackBack(0)

2017年03月28日

広告費負担と会社経営

ニュース報道で「てるみくらぶ」という格安海外ツアーの会社の破たんで、海外に取り残された方々や、支払った旅行代金が戻ってこないという被害者が増えているようです。被害額は99億円で負債は151億円。中堅の旅行会社として通常の営業を行っていながら、これだけの負債を抱えてしまった原因は「広告費が掛かり過ぎた」ということです。

JTBやHISなどの大手はもっと広告費を使っているのでしょう。不特定多数のお客さんを相手に、選ぶ側も数社の選択肢がある価格競争になりやすいビジネスでは、人件費以上に広告費が会社経営に大きな負担を与えていることが分かります。

住宅展示場
住宅業界で考えてみるとどうでしょう。旅行会社のツアー広告どころではない広告出稿とチラシやDM発送を行っている会社が数多くありますね。その上、旅行会社にはない『総合展示場への出展』という、莫大なテナント料と豪華モデルハウスの建設費も会社が負担しています。さらに営業マンや設計担当者、施工管理の人など、旅行代理店の窓口担当とは比べ物にならない人件費負担があります。
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Posted by cms_hiroshima at 16:42Comments(0)TrackBack(0)

2014年09月28日

BS放送の収録

BS放送インタビュー撮影昨年のフジテレビ『ホンマでっかTV!』出演に続き、BS放送の番組制作会社から電話問い合わせを頂き、このたび栃木県宇都宮市まで出張してきました。住宅会社の取り組みを紹介する番組らしく、社内のスタッフインタビューや施主の取材ばかりだと、良いところばかりが強調され「ヤラセ」っぽいため、家づくり全般で役立つコメントとして専門家インタビューを行いたいというオファーでした。

住宅会社が東日本の会社なので、あまり近くの専門家ではなく、制作スタッフが知人の住宅専門誌の編集者に聞いたところ、私を推薦されたということです。その住宅会社のモデルハウスも見たうえで、客観的に「いい家づくりとは」というテーマで専門家にコメントを求めるという流れでした。

撮影は宇都宮市内にあるとある総合展示場。設計部長にその会社の住宅の特徴や、仕様、構造などを詳しく伺い、モデルも見せていただいたうえで、モデルのリビングに簡単なセットを作り撮影を開始です。

前日は、小山市で途中下車し、地元のリフォーム店として以前より懇意にして頂いている『リフォームアップル』の大竹社長とスタッフの塩田さんと合流、蔵の街がある栃木市の街歩きをしてきました。
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Posted by cms_hiroshima at 11:25Comments(0)TrackBack(0)

2014年08月19日

高台の住宅地開発の将来像は・・・?

広島の郊外団地お盆休みの最終日、天気も良くなったので、自宅近所の山に登り、開発が進む広島の高台の宅地開発を上から眺めてみました。

私の住む広島市は、平野部の少ないデルタ地形の街なので、戦後の人口増で高台が削り取られ、写真の通り今でも高台の宅地開発が続いています。古い団地は入居開始から40年を超え、高齢化や空き家、バス路線の廃止など、過疎地と同じようなコミュニティ存続の危機的状況を迎えています。

東北の復興で高台移転が進んでいます。しかし新交通システムが整備され、豊富なバス路線と、百万人を超える政令指定都市の財政力や不動産の流動性(=マーケット規模と購買力等)を持ってしても、郊外団地の衰退を止める「有効」な解決策は今のところ見つけられていません。

三陸海岸を中心とした東北の復興は、巨大な「防潮堤」と住宅の「高台移転」、移動手段としての「鉄道の復興」や新たな「道路整備」などが進んでいますが、好条件の揃っていた1980年代の広島の高台の宅地開発でさえこの状況で、かの地では10年後でさえ見通せないのではないかと感じてしまいます。

震災後の3年間、世界に誇る日本の財政力と情報収集力、知恵、技術力を結集して、土地所有者の問題を解決して進む政府挙げての復興計画も、目先の仮設住宅からの住民移転しか考えておらず、20年後の地域の姿、住民生活を想定した地区計画は「将来地元の人たちが考えるよ!」というのであれば、あまりにもお粗末な復興計画です。
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Posted by cms_hiroshima at 17:23Comments(0)TrackBack(0)