
構造計算書偽造問題がワイドショーでも大きく時間を割いて報道されるほど、今回の問題は大きな社会問題に広がってきました。
民間の検査機関『イーホームズ』が、その偽造を見破られなかったことが、さらに業界に激震を走らせています。あたかも「確認申請を民間に開放したからこのような事態になった」というニュアンスまで流れています。
今回の問題は、マンションやホテルなどの大型の建築物です。しかし戸建て住宅に関しては、従来の行政だけが行なっていた「確認申請」では、審査を行なう建築主事の人数が少なく、完了検査も行なわないまま施主に引き渡されるなど、対応が後手後手に回っていました。
だから、消費者にとっても民間で確認申請が行なわれるようになったことは、「不安材料よりも安心材料が増え、選択肢も増えた」と私は考えています。
それは
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