今日は夕方、西区井口台の家のお引渡しに立ち会ったので、早めに帰りました。
久しぶりにNHKの夕方のニュースを見ていると、『クローズアップ現代』でアメリカカンザイシロアリという、乾燥材(つまり「乾材=カンザイ」)でも食い尽くす、しろありの被害や生態を放送するという番組案内がありました。
今日の午後7時半から30分、さっそく録画の用意をして先ほど見終えました。
現在日本全国で分かっている被害箇所は80数ヶ所ということでしたが、輸入木材などを扱う港がある都市周辺を中心として、全国に広がっています。
もちろん、「ウッドワン(旧住建産業)」や「中国木材」といった、年間数百億円の木材取り扱いのある企業がある廿日市や呉の木材港周辺でも被害が出ているようでした。
日本のヤマトシロアリやイエシロアリに比べると、食欲は3分の1程度とはいえ、二階の窓枠や小屋裏のほうまで食い荒らし、乾燥している木材の中に巣を作るというから、アメリカでもその対策には手を焼いているそうです。
最近では、シックハウス対策によって揮発性物質が規制されるようになってきた「副作用」として、キクイムシ被害も広がっていると聞きました。広島では、アルゼンチンアリの被害も深刻です。
以前、アルゼンチンアリ駆除に『ホウ酸』が効果があるという実験結果を実際に眼にしましたが、アメリカカンザイシロアリは、表からはほとんど確認できないというから厄介です。専門業者さんがどのような対策をとっているのか、研究したいと思います。