シアトル流『環境建築セミナー』終了！

報告が遅くなりましたが、このブログでも告知したシアトル在住の建築家「マシュー・コーツ」さんをお呼びした環境建築セミナーｉｎ広島が無事終わりました。準備期間も短く、有料にもかかわらず会場はほぼ満席。セミナー終了後の質問が多く、時間がない人は帰られましたが、会場に残られた人はコーツさんとの名刺交換と記念撮影を行いました。

セミナーのスタートは哲学的なお話で、人類の文明や生物などの画像が出てきましたが、建築のデザインを学ぶセミナーではなく、『持続可能な社会をつくる』上で、建築に携わるプロが考えるべきことがテーマの講演だったので、異業種で参加した人たちや施主の方々も深く考えさせられたセミナーだったと思います。

「世界中のアリがいなくなると、２年で生物が絶滅する。しかし地球上に人間がいなくなっても、生物は繁栄する。人間は地球の環境を求めているが、地球は人間を求めている訳ではない・・・。」

だからこそ、人間が自然に与える影響を最小限に、これまでよりもエネルギー消費の少ない建築が求められているということを、分かりやすく説明してもらいました。
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アメリカ人建築家マシュー・コーツ氏の環境建築セミナー

昨年北米のシアトル・ポートランドの視察に参加した時、半日案内をしていただいたシアトル在住の建築家「マシュー・コーツ」さんが、今回の来日に際して多忙な中、広島にてセミナーを開催していただけることになりました。左の写真は、昨年本人の案内で見学させていただいたコーツさん設計の住宅のインテリアです。

住宅のみならず、ビルゲイツ財団の本社ビルなど複合商業施設などの設計も行い、特に『グリーンビルディング』(環境負荷の少ない省エネルギーの住宅設計)に豊富な知識と実績を持つコーツさん。去年は３棟の商業施設やミュージアム、個人宅なども日本のプロ十数名が、厳しい目で見させていただきましたが、建築そのもののクオリティも高く、敷地周辺の景観を取り込んだ窓からの景色、高い省エネ性能など、日本からの参加者の多くが感銘を受けました。

アメリカでも注目を集める若手建築家の彼が、私のリクエストに応じて広島でセミナーを行います。貴重な内容で、席にも限りがあるため、有料のセミナーですが、ご興味のある方は以下の案内をご覧ください。

http://www.cms-hiroshima.com/seminar/coates-design_2404.pdf
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