前回の投稿では、工事お引渡し直前の気密測定の様子をご紹介しました。
こちらの現場では、前回とは別の工務店により断熱材を挿入した段階とお引渡し前の2回気密測定をすることになっており、5月末に最初の気密測定を行いました。
この段階では、まだ玄関ポーチや玄関内にタイルも張っておらず、室内も石膏ボードや床材も張っていない状態なので、極端に言えば”
構造体と断熱材だけで隙間がないかどうかを確かめる”という測定です。もちろんサッシは入っていますが、換気用の吸気口など外壁に空いている穴を養生シートで塞ぐなど、手間の掛かる作業などを経て、計測を行いました。
室内の仕上げまで終わってからの気密測定は、この段階よりも良い数値になるのは間違いありませんが、一発勝負となるため、2回に分けての測定です。なぜなら、想定よりも悪い数値であっても、仕上げを剥がして隙間を埋める作業などは、雨漏りを探す以上に大変な作業となるため、この段階での数値を把握しておきたいというのが施工者側の心情です。
結果は十分期待する数値の範囲内に収まっていました。竣工前に行われる第2回めの気密測定が楽しみです。
Posted by cms_hiroshima at
17:00