先日開催したセミナーで
『業者選びの鉄則』をお話しました。
そのひとつは、家づくりを担当する施工会社の代表者に会うこと!
つまり、「施工をお願いしようと考えている会社に行き、社長に会って決めましょう」ということです。なぜなら、会社の器は社長以上にはなりません。
会社の体質や職人・下請けへの教育は、社長の影響が大きいのです。
今、大企業の不祥事を見ても、サラリーマン社長がどれほど責任逃れをしているか、ブラウン管を通じて見ているはずです。家づくりになれば、他人事ではなく、何かあったら数十年先まで、自分と家族が責任を負うことになるのです。
だから、契約する前には『最終責任者』である社長に会って決めてもらいたいのです。
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本日は、先週入札を行なったNさん家族と、工務店の訪問です。
4社から出された見積書と提案書を比較検討し、2社の社長と会うことにしました。
まず1社目の工務店です。
事務所には、社長のほか見積を担当した一級建築士がお出迎えです。
断熱や結露に大変こだわりのある社長です。
コストも考えて、海外から資材を直輸入しています。
施主のNさんには聞いたことのない材料や仕様が提示されていました。
ひとつひとつサンプルや写真を見ながら確認をしていきます。
馴染みの材料に変更すると、どのくらいの価格差になるのか、決定権者が同席しているので、概算はすぐに回答が出ます。
およそ1時間半ほど話をして、次の工務店に向かいます。
2社目の工務店は、先頃大手ハウスメーカーに混じって郊外の分譲地の住宅展に出展した元気なビルダーです。
こちらも社長と積算を担当した一級建築士が対応しました。
この会社は、ここ数年『外断熱工法』にこだわり、最近では「しっくい壁」や「無垢材」など、自然素材と組み合わせた家づくりを勧めています。
全く同じ間取りプランですが、使う材料や求める性能などが違うと、全く違った家になります。当然価格も異なりますが、比較検討することで家づくりの考え方や、コストのバランスなどが分かってきます。
まさにどんな組合せも可能なので、ご家族が重要視するものが「何か」しっかりと意見を持つ事も求められるのです。
それが、住まいの快適性や将来のメンテナンスコストまでも左右するので、価格だけでなくじっくりと考えてもらいたいと思います。
確かに、ハウスメーカーの営業マンに全てお任せしたほうが、楽かも知れません。しかし、知れば知るほど「楽な家づくり」は失うものが多いのです。それはお金であったり、家族の絆だったり・・・
一生に一度の家づくりです。
いいパートナーと巡り会いたいものですね。
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来週月曜日から、東京に出張です。
先週発行したメルマガに「地元のことが分かる設計者に相談したほうがいい!」と書いたら、東京在住のおふたりの方からメールで相談を受けました。自分たちが相談している設計者に不安があるというのです。
設計パートナー選びも容易ではありません。
今回の出張は、法人企業との打合せや情報交換が目的でしたが、蓋を開けてみると結局東京在住の3組の方の家づくりの相談に乗ることになりました。
幸い、東京にも信頼できて確かな力量の設計者を数名知っているので、「新築検査」とセットでサポートをしてきます!私が
「設計士」ではなく「コンシェルジェ」だからこのような相談も受けることが出来るのです。
(広島のお客さまや施工者に迷惑が掛からないように・・・)
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