先週の日曜日は、ブログにも書いたように『劇的ビフォーアフター』を見ましたが、今週はいつも通り、小学生の息子たちと
『どうぶつ奇想天外!』です。
どうぶつ奇想天外と『住宅』と、何の関係があるのかとお思いでしょうが、今回の放送は結構家づくりのヒントが隠されていたのです。
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まず、『オトシブミ』という昆虫の登場です。カミキリムシに似た昆虫ですが、葉っぱを丸める習性があるというところから、VTRがスタートです。
葉っぱを口と手を使いながら器用に切っていき、葉先からぐるぐると巻いていきます。1枚の葉っぱを巻き終わって、何をするかと思えば、その中に卵を産み付けるのです。
卵を産みつけた後、木から切り離して地面に落とします。
文章だけでは分かりづらいので、グーグルで見つけたサイトをリンクしてみます。
http://www.d1.dion.ne.jp/~k_izawa/otoshi.htm
これが、昔の人には「落し文」に見えたのでその名がついたそうですが、その巻かれた葉っぱの断面が映し出されると、見事に
卵が「外敵」だけでなく「外部の温度変化」にも守られているということが分かります。
つまり「天然の断熱材」でくるんでいるのです。
続いて取り上げられた『ナイルオオトカゲ』は、動物界の大ドロボウという紹介です。
こちらはどんなヒントが隠されていたのか・・・
ナイルオオトカゲは体長2メートルにもなる、アフリカでも最大級のトカゲです。その、獰猛なトカゲが、まず卵を産むときから
「住居侵入罪」を犯すというところからVTRスタートです。
自宅を荒らされた相手というのが『シロアリ』です。
アフリカのシロアリの巣は、アメリカのデスバレーのように、土を高く盛り上げた塔のようです。その塔の横っ腹に大きな穴を空けて、2メートルもある親トカゲがシロアリの巣に侵入していきます。
こちらもやはり「産卵」です。
アフリカの照りつける太陽では、シロアリの巣がとても「温度や湿度がコントロールされた」快適な環境なのです。
「他人がつくったものを勝手に!」ということはありますが、まさに、環境に負荷をかけず生態系にも影響を与えない、天然の断熱材がそこにあるのです。
今、大変問題になっているアスベストも、元はといえば『断熱材』の役割も担っていました。オゾン層破壊が問題になっているのも、冷蔵庫などに使われる『発泡系断熱材』が元凶のひとつでした。
「温暖化防止のために、省エネ住宅に!」とさかんに断熱性能を謳っている、発泡系断熱材の多くは、製造や廃棄に多くのエネルギーや環境への負荷を与え、火災によって有毒ガスを発生するものもあります。
もっと、自然に学び、エコロジーな断熱材がないものか・・・
今回の『どうぶつ奇想天外!』と同様に、自然に学び断熱材を開発した人がいました。その人は、『蜂の巣』(ハニカム構造)に学んだそうです。
詳しくは、私の昨年発行のメルマガで紹介しました。
新しいエコロジーな断熱材を求めている方は、
こちらは参考になるでしょう。
★ヒント・・・先日構造見学会を行なった『セルロースファイバー』ではありません。
ハニカム構造というのがヒントです。
明日は
『シロアリ』に関連する情報をお届けします!
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