2005年07月24日

自然界に学ぶ

先週の日曜日は、ブログにも書いたように『劇的ビフォーアフター』を見ましたが、今週はいつも通り、小学生の息子たちと『どうぶつ奇想天外!』です。

どうぶつ奇想天外と『住宅』と、何の関係があるのかとお思いでしょうが、今回の放送は結構家づくりのヒントが隠されていたのです。

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まず、『オトシブミ』という昆虫の登場です。カミキリムシに似た昆虫ですが、葉っぱを丸める習性があるというところから、VTRがスタートです。

葉っぱを口と手を使いながら器用に切っていき、葉先からぐるぐると巻いていきます。1枚の葉っぱを巻き終わって、何をするかと思えば、その中に卵を産み付けるのです。

卵を産みつけた後、木から切り離して地面に落とします。
文章だけでは分かりづらいので、グーグルで見つけたサイトをリンクしてみます。
http://www.d1.dion.ne.jp/~k_izawa/otoshi.htm

これが、昔の人には「落し文」に見えたのでその名がついたそうですが、その巻かれた葉っぱの断面が映し出されると、見事に卵が「外敵」だけでなく「外部の温度変化」にも守られているということが分かります。

つまり「天然の断熱材」でくるんでいるのです。

続いて取り上げられた『ナイルオオトカゲ』は、動物界の大ドロボウという紹介です。
こちらはどんなヒントが隠されていたのか・・・

ナイルオオトカゲは体長2メートルにもなる、アフリカでも最大級のトカゲです。その、獰猛なトカゲが、まず卵を産むときから「住居侵入罪」を犯すというところからVTRスタートです。

自宅を荒らされた相手というのが『シロアリ』です。
アフリカのシロアリの巣は、アメリカのデスバレーのように、土を高く盛り上げた塔のようです。その塔の横っ腹に大きな穴を空けて、2メートルもある親トカゲがシロアリの巣に侵入していきます。

こちらもやはり「産卵」です。

アフリカの照りつける太陽では、シロアリの巣がとても「温度や湿度がコントロールされた」快適な環境なのです。

「他人がつくったものを勝手に!」ということはありますが、まさに、環境に負荷をかけず生態系にも影響を与えない、天然の断熱材がそこにあるのです。

今、大変問題になっているアスベストも、元はといえば『断熱材』の役割も担っていました。オゾン層破壊が問題になっているのも、冷蔵庫などに使われる『発泡系断熱材』が元凶のひとつでした。

「温暖化防止のために、省エネ住宅に!」とさかんに断熱性能を謳っている、発泡系断熱材の多くは、製造や廃棄に多くのエネルギーや環境への負荷を与え、火災によって有毒ガスを発生するものもあります。

もっと、自然に学び、エコロジーな断熱材がないものか・・・

今回の『どうぶつ奇想天外!』と同様に、自然に学び断熱材を開発した人がいました。その人は、『蜂の巣』(ハニカム構造)に学んだそうです。

詳しくは、私の昨年発行のメルマガで紹介しました。
新しいエコロジーな断熱材を求めている方は、こちらは参考になるでしょう。

★ヒント・・・先日構造見学会を行なった『セルロースファイバー』ではありません。
      ハニカム構造というのがヒントです。

明日は『シロアリ』に関連する情報をお届けします!

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この記事へのコメント
こんにちは。
このたびはご訪問と書き込みをいただきましてありがとうございました。
社長が投稿の楽天ブログへもお越しいただきましてありがとうございます。
内容の充実したサイトなので、今後もいろいろと参考にさせてください。

書き込みにありました「しあわせの家つくり」さんはプレ・プラに参加されているということではないのですが、ブログ活用につきましての記事を見ましてリンクを貼らせていただきました。

それにしても自然界の生き物たちの知恵には驚かされます。みんな教わることなく本能として身につけているところがすばらしいです。

家づくりソムリエ 〜プレ・プラ〜
Posted by 家づくりソムリエ 〜プレ・プラ〜 at 2005年07月25日 14:21