我が家の近くで、3棟ほどのアパート建築が始まりました。
私の住んでいる近くには、広島市立大学や私立の修道大学があり、
今のところ学生向けアパートの需要は「ない」ことはありません。
しかし、少子化が進み大学も閉鎖や事実上の倒産が記事になっている時代に、今から郊外にワンルームのアパートを建てるのは、
ほとんど10年先など考えていないのでしょう。
建設会社の営業マンのトークに乗せられたのかもしれません。(-_-;)
さて、建て方がスタートしたNさんの現場も、足場と仮囲いが出来ました。工務店の看板シートと弊社サービスのシートも養生といっしょに架けられました。
(上記写真です!)
今回の建物は、高気密高断熱の
『電化住宅』です。
一般に考えられているクッキングヒーターや電気温水器だけではなく、
蓄熱式暖房機(チクダンともいいます)も取り付けます。
ついでに、地中の熱も利用する住宅です。
工務店側の看板シートは、中国電力の電化コンサルティング協力の文字が入っています。(少しだけ映っています)
この文字には、私もいくつもの思い出があります。
今では、中国地方の新築住宅で電化住宅の比率が5割を超えました。
実は、私は独立前に電化住宅推進の仕事をしており、この
『電化コンサルティング協力』の文言を入れる場面も、いろいろな提案を行なっていました。
「コンサルティング」と入れたのも、いろんな背景があったのです。
※このころは、ようやく「シェア10%を越えた!」と喜んでいた時代です。
当時の私の仕事は、電力会社さんと契約し、地域の工務店の電化住宅普及のお手伝いをすることでした。
中国電力さんだけでなく、四国、関西、九州(熊本)、中部(岐阜・三重)などの各電力会社さんと契約し、その地域の工務店さんたちに『電化住宅推進のメンバー』になってもらって、さまざまなサポートをしていたのです。
電化住宅を手掛けてもらったら、電力会社のほうで用意した『電化住宅』PR用の養生シートを、その工務店のネーム入りで提供したらどうだろうか・・・
こんな企画を最初に採用してくれたのは、四国電力さん。
当時、四国の電化住宅普及状況は、
「薪で風呂を沸かすよりも低い!」
と担当課長が嘆いていたくらいのシェアで、恐らく2〜3%だったのでしょう。
しかし、電力会社の社員さんと同行して、各工務店が電化住宅に取組むことで顧客層を増やし、お客(施主)さんにも喜んでもらうように、熱心に工務店社長に働き掛けていった結果、短期間で電化住宅のシェアがアップしていきました。
お陰で私も西日本地区で200社(左は私が直接対応した会社数で、電化推進の登録工務店数は425社くらい)を超える工務店と知り合うことが出来、今のサービスに繋がっています。
その時に、私が対応した工務店の事例をいくつか書いた本がこれです。
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