工務店との家づくりを考えた時に、私のようなナビゲーターがいても、お引渡し後のアフターが心配な方が多いようです。
特に、倒産や後継者不足などによって、自社のメンテナンスを相談する先がなくなるという不安を感じるのでしょう。
久しぶりなので、まずは
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写真は、広島市東区で行なった地鎮祭の写真です。祭事が終わりお神酒で乾杯をしたあとに、地鎮祭に応援に来ていた協力業者の人たちが施主に向かい、改めてあいさつと自己紹介を行なっていきます。
「私たちが、●●さまの工事を精一杯担当させていただきます!」
協力業者を代表して、建材販売店の社長が、施主のご夫婦に向かって「お礼」と「お祝いの意」を告げ、大工棟梁や基礎屋の社長などが次々とあいさつをしていきます。
今までの住宅業界は、外注の専門工事業者は出来るだけオモテに出さないようにしていました。しかし、施主と実際に工事に携わる人たちがお互いを知り、それぞれの職人たちがプロとして責任感とやり甲斐を持って仕事に取り組んでもらうことが、何より大切だと思います。
引渡し後のアフターに関しても、以下のような形をとれば従来よりも安心感があるでしょう。
それは、現場に入っても
「協力業者一覧」を施主にお渡しし、どの業者さん、職人さんがどんな仕事をするのかを事前に報告しておくことです。
右の写真は、主要な業者一覧を現場に張り出した事例です。
工事中の現場は、施主には全て公開が原則です。左官工事や塗装など、養生期間や現場内の安全性が損なう場合を除き、施主が職人さんの名前も覚え、声を掛けられる関係です。もちろん、現場の指示は工務店側の現場責任者を通じてお願いします。
このように、現場での透明性を高めておくことで、入居後の不具合があっても誰が治しに来るのか分かりますし、元請の工務店が倒産しても、メンテナンスに関して相談する先は、協力業者さんを通じて紹介などもしてもらえるでしょう。
大手ハウスメーカーの「顔の見えない」保証よりも、「顔の見える家づくり」によって縁が出来た職人さんたちとの信頼関係が、何よりも頼もしいものです。
今日も、安佐北区深川台で完了検査に立ち会いました。
施主が電気工事屋さんの名前を直接呼び、直接照明器具の打合せをしている脇に、現場監督を兼務している工務店の常務もニコニコして立っています。
設計者や工務店だけでは決して家は建ちません。現場で汗水たらして働いてくれる大工さんや職人さんたちがいて、快適な住まいは完成するのです。顔の見える家づくりが「欠陥住宅にさせない」いい家づくりの第一歩だと思います。
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