なんと通し柱4本分の太さの構造材です。
昨年秋「建築業者では決して聞けない」というタイトルのセミナーに参加し、大断面フレームを取り扱う(株)キャシアの大田麻美社長と出会いました。翌週、大阪出張があったので、梅田駅前で大田社長と昼食をご一緒し、今の住宅業界の課題や我々の役割について熱く語り合いました。
今回、大田社長のお招きで、大断面フレーム(一般的にはティンバーフレーム)の他、自然塗料や耐震金物、天然断熱材など、4社合同セミナーに参加してきました。開催場所は、広島駅のすぐ近く、猿候橋電停から徒歩1分のところにある『アークホテル広島』です。
これほどの構造材を使って仕口加工し木組みをしていけば、巨大地震や超大型台風でもものともしません。セミナーでもさまざまなデータを聞かせていただきましたが、「制震装置」とか「免震装置」などに大きなお金を掛ける位なら、構造材にこそお金を掛けるべきだと思いましたね!
滋賀県で付き合いのある工務店の見学会をサポートした時、入母屋の家でやはり八寸角の大黒柱を使った屋敷でしたが、柱の存在感は大したものでした。
世代を超えて使える家というのは、ここ30年の住宅業界で忘れ去られていました。小手先のテクニックや性能、●●風、デザイナーズ住宅といった家づくりから、本物の家づくりに・・・
これからの日本の家づくりが、まさに「骨太」を求める時代になってきたようです。