2007年04月06日

中国電力さんの売店で著書が並ぶ!

中国電力売店に並ぶ著書昨年から、中国電力さんの販売事業本部とのご縁が深まり、先月は山陰地区7ヶ所(出雲・松江・浜田・益田・鳥取・倉吉・米子)にて、地元工務店向けの『電化住宅セミナー』の講師をさせていただきました。その縁もあって、このたび私の著書が中国電力さんの売店で取り扱っていただくこととなりました。

場所は、写真のように一番目立つところです。日本一となり、オリンピック候補を輩出している中国電力陸上部の本と並んで展示していただきました。

山陰でのセミナーも好評で、多い会場では70名を超える参加がありました。テーマは『地域工務店が勝ち残る本物の戦略』というものです。

どのような講演内容だったかというと


電化住宅セミナーIN山陰電化住宅セミナー風景山陰地区へも、全国的に旋風を巻き起こしているローコスト住宅メーカーのタマホームが進出し、地元工務店も戦々恐々としています。

地域柄、山陽地区のように大手ハウスメーカーのシェアは高くないものの、人口減や賃金の低下などで着工戸数自体が少ない中で、地元工務店や建設会社は将来が見えない状態のところがほとんどです。

今回のセミナーでは、昭和40年代の『割賦販売モデル』が完全に終焉し、現在はまだ主流となっている『展示場集客モデル』が斜陽になっていることを、実例を交えて紹介し、地元の工務店や設計事務所による新たなビジネスモデルが求められていることを提案しました。

ちなみに、『割賦販売モデル』とは、昔の住宅大手御三家と呼ばれた「殖産住宅相互」「太平住宅」そして「日本電建」が代表的な企業です。この5年間にすべて市場から消えました。

『展示場集客モデル』も、中堅企業から住宅事業からの撤退が相次いでいます。
左の書籍の2003年版を見ると、日本の代表的なハウスメーカーが28社紹介されていました。たった4年前の本ですが、『割賦販売モデル』の3社を含めて、すでに7社が市場から姿を消しています。

何と有名メーカーの25%が4年間で消えているのです!



このような事実をお話し、私が運営している「展示場なし」「営業マン不要」「消費者にとって有益な情報を提供する」ことで成立している新しいビジネスモデルを紹介することで、地元工務店にも新しいチャンスがやってきたことをお話しました。

インターネットは、人類史上始まって以来はじめて、個人も法人も、大企業も個人事業主も等しく「定額料金(ほとんど無料)」で使えるインフラが整備されたのです。

このブログも、ほとんどタダ同然に、誰もが情報発信できるツールです。

格差社会といわれますが、ビジネスにおいてはチャンスは平等に提供され、役に立つ情報を発信し、手間ひまを惜しまない人や企業が、従来の枠組みや企業の歴史・規模を超えて、消費者の支持を集める時代になったのです。

ごまかしではなく、根拠のあるコストダウンをすること、消費者の不安を解消する適切な情報を発信すること、お客様に選んでいただける『必然性』を持つことなど、経営者が脂汗を流すほど考え抜いて実行すれば、地域の小さな工務店でもお客様にとっては大切な存在になるということを伝えました。

セミナーに参加した各社が、本当に存在理由のある会社になって欲しいですね!


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