なかなかメルマガやブログを書く時間がなかったので、気がつくと初夏の暑さになってきましたね!
今回の現場は8人家族の二世帯住宅。同居する両親が、暑さも寒さも苦手ということで、断熱性能にはこだわりました。断熱材は、セルロースファイバーの吹込みとして、2基の蓄熱暖房機を入れるので、冬の対策としてはかなりの性能になっています。
問題は、夏の暑さ対策です。
4車線のバイパスが眼下に通る小高い丘に建っているため、夏は日没まで西日に晒されるのが心配でした。
施主のMさんもずいぶんインターネットなどで遮熱塗料や屋根の通気材などを探していましたが、費用対効果で不明な点が多く、決め手を欠いていました。
私もいろいろと調べて、最終的に採用したのが写真の
遮熱シートです。
住宅業界では、ほぼ誰でも知っているデュポン社の『タイベックシート』です。
通常のタイベックシートは、防風や防水シートとして知られ、全国の現場で数多く使われています。コピー機を『ゼロックス』というのと同じくらい、一般名称化されている外壁の防水下地シートです。
そのデュポン社から、遮熱効果を付加した『タイベックシルバー』というシートが出ていることを、今回はじめて知り、Mさんの現場で採用してみました。
実績あるメーカーで、コスト面でもあまり大きな追加にならなかったことも、採用に踏み切った要因です。果たしてこのシートとセルロースファイバーの組み合わせで、真夏の2階や小屋裏がどれほど暑さがしのげるのか・・・
今、現場には毎回温湿度計を持参して、高温多湿の夏が近づくのを半ば楽しみにしています。
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