今日は午後から『まちづくり市民交流プラザ』で開催された風水セミナーに参加してきました。講師は、上海易経学会の副会長で、本場中国の風水師、白鶴易人先生です。
日本の家づくりは、家相と風水が入り混じって、プラン作りに混乱をもたらせているケースもあります。私も施主の希望で風水師に同席してもらいプランづくりの段階から参加してもらったこともあります。
中には迷信めいたものや、色占いの類もあるので、今回は本場の先生の話を聞いてみました。
まず驚いたのは、羅盤の南北が上下反対なのです。中国の都は北側に山が控え、南側に平野が開けるというケースがほとんどで、羅盤も南が上に書かれています。
右の写真でお分かりになるでしょうか・・・?
「風水羅経盤」で右が西、左が東になっています。考えてみれば、東海から山陽にかけての地域は、南側に太平洋や瀬戸内海を望み街が開けています。
日本語の達者な白鶴先生でしたが、言葉が早くまた、基本の説明がなく進行も早かったので、十分な理解はできませんでしたが、私が「日本の家相では、鬼門や裏鬼門などを気にされるケースが多いのですが、スライドで紹介されたお宅の事例で解説してもらえませんか?」との質問に丁寧に答えてくれたので、ちょっとご紹介しておきますね。
結論からいえば、
今、中国では「鬼門」という考え方はほとんどしないということです。
確かに以前はありましたが、
風水的な観点では「方位」だけでなく「時間軸」も考えなければならないということ。
つまり、時間の経過によって
「吉方位」は変わるという考え方です。
これを「理気の風水」と呼び、運勢(方位)は20年で変わっていくので、鬼門は方位によって固定化されないと教えられました。
日本の伊勢神宮の遷都も、技術の伝承のほか、時代によって変わる吉方位に対応して場所を移すとの説もあるそうです。先生も明後日は伊勢神宮にお参りし、風水を視てくると話されていました。
ちなみに、三元風水によって分類される「九運」のうち、1984年から2003年までが「七運」で、2004年から2023年が「八運」に入っているということです。
七運は「西」、八運は「東北」が吉方位で、この20年は不動産や建築関係が新たなステージで繁栄する、「あなた、建築関係でよかったですね♪」と、白鶴先生に励まされました。
まだ十分理解できていないものの、以前よりも風水に関心を持ったセミナーでした。
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