今日、午後からお引渡しの立会いです。施工を担当したのは、ローコスト住宅研究会の会員としても地元『中国新聞』に広告掲載している堀田建設(株)。
午後2時だったので、別の建築中の現場のチェックや、プランの相談をいただいている敷地の調査などを行い、2〜3分遅れて現場に到着しました。
いつもの「お引渡し」であれば、取り扱い説明などの書類一式をお渡しし、設備機器の使い方やメンテナンスなどを説明し、残工事などを確認して終わります。
私が5分くらい遅れても何も問題はありませんが、今回のお引渡し式はちょっと趣が違いました。
どう違っていたかと言うと・・・
戸建て住宅の引渡しに、ビルや店舗のように「テープカット」を用意していました。式次第もあり、鍵の贈呈式や記念品のプレゼントも行なわれました。
当社も、恒例の模型プレゼントを用意していたので、手ぶらではなくてホッとしましたが、これも堀田建設が加盟している『ローコスト住宅研究会』メンバーが行なっている「感動のセレモニー」なのかも知れません。
(前回、加盟前の同社は、このようなセレモニーは行ないませんでした)
お引渡しのセレモニーは、お客さんにとっても記念や記憶に残るイベントですが、私のように住宅業界の裏側をよく知っていて、『感動のお引渡し式』というビデオセミナーまで見ていると、少々興ざめはしてしまいます。
ちなみに私が見たビデオセミナーの会社は、昨年の1月に倒産しました。
感動を演出することで、工事中のトラブルや工事の不具合、残工事をカムフラージュし、施主が思っている不満を口に出して言えなくする効果も、この会社は意識していたようでした。
今回、お引渡し式を行なった現場でも、工事中は些細なトラブルはありました。一度は私も工務店側の担当者、現場監督立会いで、現場のトラブル解消に出向いたことも・・・(苦笑)
工務店側も、真摯に対応し施主も納得されたので、今回の引渡しは心から満足されたことでしょう。
かなり日差しの強い一日でしたが、小屋裏収納に入っても、全くムッとすることがないほど断熱・遮熱効果の高い住まいが完成したので、これから夏に向かうこの季節、新居の快適さを噛み締めていただけると思います。
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