2008年07月01日

ドライウォール工法

関西電力のオール電化看板シートもう今年も半年が経過しました。報告が遅れましたが、6月半ばに大阪・滋賀に行ってきました。写真は、弊社のホームページを見たといって電話を頂いた、滋賀県栗東市の地場ビルダー「ヒルクレストインターナショナル」さんの建築現場です。

社長の河合さんも取締役の小宮山さんも、輸入住宅を扱う工務店から独立して今の会社を興した女性経営者です。とてもまじめに住宅に取り組んでおり、大阪や京都への出張でお会いして話をするたびに、お互い家づくりに取り組む姿勢に共感していたので、今回現場まで足を伸ばしました。

写真は、私が独立する前の2000年当時、関西電力の電化推進コンサルティングを行なっていた頃に、中国電力や四国電力での成功事例を紹介し、提案した「現場シート」が架けられていたので、パチリと撮りました。関電さんでは、私は京都と滋賀の地場工務店を計60社ほど指導していたので、栗東や草津、野洲といったところもとても懐かしい場所でした。

こちらの現場では、本格的な「ドライウォール工法」を手掛け、断熱材には「ウール(羊毛)」を採用していました。ドライウォール工法の現場もご覧下さい。

ドライウォール工法の現場こちらの現場では、ヒルクレストの若手社員さんが、職人としてドライウォールの施工をしていました。ハイスタットと呼ばれる、天井高を高くとれる構造材を使っているので、1階の天井高は2.7mということです。
(脚立に登ってパテ塗りしている社員さんの背の高さからも予想つきますね♪)

日本の住宅のほとんどは、ビニールクロス貼りで、下地の粗をごまかすことも可能です。しかし、アメリカではビニールクロスはあまり使われず(紙クロスは使います)、塗り壁(左官ではなく「塗装仕上げ」)が結構あります。

塗装仕上げの下地として、下地の粗をなくして平滑に仕上るものを「ドライウォール工法」と呼んでいて、日本ではよほど本格的な輸入住宅でなければ、プラスターボード貼りで「終わり」です。

こちらの現場で、ドライウォールの施工が約3週間掛かるという話でした。日本の住宅は、大工さんがプラスターボードを貼りますが、私も本格的にドライウォールを施工している現場は初めてです。
(店舗の施工現場の監督をしていた頃には、壁の塗装仕上げは結構手掛けましたが・・・)

忽然と輸入住宅の街並みが、既存の住宅街を侵食するように開発されると、少々違和感がありましたが、海外の建材や住宅生産システムなど、学ぶことは数多くあります。

今回、広島でもドライウォール工法を希望されているお客様がいらっしゃいますので、ヒルクレストさんと連携し、広島ではあまり手掛けられていないこの工法と、インテリアの質感にチャレンジしてみたいと思います。

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