また忙しくて更新が疎かになっていましたが、しっかりと写真記録はとっています♪(笑)
6月30日にお引渡しを終えた二世帯住宅のS様・K様邸。敷地の間口が6.45m、奥行きが29.3mという「うなぎの寝床」状態の敷地に、建物間口4.8メートルの三階建て住宅が完成しました。
1階のLDKで、ご家族と担当工務店のカオル建設(株)の衣川社長、そして私も入って記念撮影です。左端のキッチンに、恒例のお引渡し模型も写っています。
こちらの家づくりは、ご家族が住宅展示場に行き、スウェーデンハウスの家を体験したところから始まりました。すでに、郊外に立派な二世帯住宅を持っていましたが、「今の住宅って、こんなに断熱性能が高くて快適なの・・・?!」と驚き、自宅を売却し、職場に近い広島市中区で土地探しをはじめたのがキッカケです。
恐らくスウェーデンハウスよりも断熱性能のいい、快適な住まいが完成しました。お引渡し前の6月27日、晴れ時々曇りで屋外は30度を越えるような暑さの中、エアコンも効いていないクリーニング前の現場で温度・湿度を計測しました。
どのくらいの性能が出ているのか・・・
現場への到着は、午前11時20分頃。
ちょうど、外構業者さんが駐車場の舗装工事の段取りをしています。
1階に入って一番奥のLDKで、持参した「温湿度計」(電波時計付き)で室温や湿度を測ります。そして2階の寝室、3階のホールと測っていきました。写真を並べてみますので、ご確認ください。
車の中が暑かったので、デジタル温度計の温度が少し高めになっていたということもありますが、1階から2階へ、2階から3階へあがっても、温度が高くなりません。通常でしたら、暖かい空気は上に上がるので、屋根に近い上階に行くほど室温も高くなりますが、こちらでは温度計が安定してきて、むしろ徐々に下がってきています。
3階の写真をクリックしてもらうと分かるように、狭小地とはいえ南側は大きな駐車場になっていて、この日も厳しい日差しが照りつけていました。
左の写真のように、2階と1階のリビングは吹抜けで繋がっており、トップライト(デンマークのベルックス社製)から光が降り注ぎます。1階のLDKにはエアコンがなく、吹抜けに設置したエアコンから夏は涼しい風が下に落ちていく設計です。
(エアコンのコンセントは外れた状態なので、この時は全く自然の状態での計測です)
ベルックスの天窓は、LOW−Eガラスにアルゴンガスの入ったペアガラスで、夏の暑い日差しでも室内は驚くほど熱をカットしています。排煙窓を兼ねたので、手動でも開けられるようにヒモが付いています。
(電動開閉タイプとしていますが、火事で停電になっても開けられるように、工務店社長が加工しました)
3階はピアノ室を設けたので、深夜でもピアノを弾いて御近所に迷惑にならないようにと「防音」にはかなり配慮しました。ピアノ室内の防音対策だけでなく、廊下からの入り口も風除室のような「二重にサッシ」を設けて、他の部屋にも音が漏れないような計画です。
実際に、防音性能の確認などをしていたら、12時前になったので、もう一度3階の室温を確認です。
さすがに、3階は閉め切っていて体感的にも少し暑く感じるようになっていましたが、それでも15分くらい経過して28.7度に上昇しているくらいでした。
屋外に出て、まずポーチの屋根の下、日陰になった場所で2分くらい温度計を置いておくと、すぐに29.3度です。ちょうど正午の時報です。建物の全景が見える、南側の駐車場前に移動した1分間で、もう30度に手が届く気温になりました。
お引渡しの6月30日も暑くなりましたが、ご家族が期待以上の断熱性能に驚いていました。もちろん、ピアノ室の防音性能も確かめて安心して引渡しを受けられました。
家庭用エレベーターも設置し、見どころがいっぱいだったので、見学会を行なうことも考えましたが、私のほうにとてもその時間的余裕がなく、ブログだけでのご紹介です。
★無料Eブック(PDF)配布中
自分で出来る「欠陥住宅を防ぐ7つの自己防衛策」