2008年09月09日

ポートランド出張3日目

ポートランド郊外の街並みハードスケジュールでメールのチェックくらいしか時間がなかったオレゴン州ポートランドの出張ですが、もう3日目が終わろうとしています。

写真は、ポートランド郊外の古い住宅地に案内されて、今日の夕方撮った画像です。日本の古い住宅街と違って、建物の古さを感じさせません。

庭の手入れも行き届き、日本のように「境界ブロック」で自分の敷地を強調することも、道路との段差をコンクリート雍壁などで垂直に分断することもありません。

敷地の大きさが違うといえばそれまでかもしれませんが、小さな敷地で、平屋のお宅でも、しっかりと存在感のあるアプローチや佇まいを見せていました。

今日の案内役は、日本ではあまり馴染みがありませんが、北米有数のキッチンメーカー『Dewils社(デウィルズ・インダストリーズ株式会社)』国際営業部の中込部長にお願いしました。

STAYBRIDGEホテル玄関前今日は、今回の出張で4日間宿泊している、ワシントン州バンクーバーの『STAYBRIDGEホテル』を出発して、デウィルズ社のオフィスへ。

右の写真は、出発前にホテル前で記念撮影です♪

デウィルス社では、それぞれ個室になっていながら、視覚的にも精神的にもオープンな「各社員のオフィススペース」をまず見学しました。
(オフィス家具は、すべて同社がつくっている高級キッチン・キャビネットでつくられたカッコイイ執務スペースでした)

その後、製品の特徴等を聞いて、工場見学です。

この2日間は透き通るような好天に恵まれ、遠くに雪の残る「マウントフット」を望みながら、デウィルス社の2つの工場をめぐりました。

キッチンメーカーDeWils社ショールーム最後に、大きな工場の脇にあるショールーム見学です。

私は、昔店舗の設計施工の仕事をしていましたので、家具・什器などの工場にも何度も行きましたし、入社時の社員寮の隣が店舗家具の工場だったので、とても懐かしい匂いを感じました。(塗装の臭いも含めて・・・)

同社のキャビネットの造りの良さやこだわりなども、随分勉強になり、また「魅せる装飾の極意」も色々と教えていただきました。

ポートランド郊外の住宅地そして、上や右の画像のようにポートランド郊外の古い住宅街に案内してもらって、アメリカの豊かな住生活を実感してきたところです。

実は、昨日は新しい高級分譲地の視察に行き、素晴らしいロケーションと、屋内にプールのある2億円を超えるような豪邸を数棟見学してきましたが、そんな住宅よりも、数十年住み続けてメンテナンスをし、地域のコミュニティが出来ている、今晩実際に歩いた古い住宅街のほうが、どれほど豊かさを感じるか、肌で感じることが出来ました。

米国の住宅のデザインもさることながら、建物の構成や街並みとの関係、長く使える素材を採用することで得られる「本物感」というものが、日本という気候や風土、文化の中でも応用され、日本の街並みも豊かさが感じられるように出来ればいいなと、強く感じた1日です。

明日、ポートランド最終日、明後日帰国します。

無料Eブック(PDF)配布中
自分で出来る「欠陥住宅を防ぐ7つの自己防衛策」
第二弾!
家づくりで後悔しないための「優秀営業マンを見分ける5つの質問」

この記事へのトラックバックURL