2012年02月14日

アメリカのサッシの大きさは?

インターナショナルビルダーズショー今年の全米ホームビルダーズ協会主催のインターナショナルビルダーズショーでは、異変が起こっていたようです。
日本のトステム(LIXIL)やYKKAPのような大手サッシメーカーがアメリカ国内でも5〜6社ありますが、今年ビルダーズショーに出展していたのは『Marvin(マーンヴィン)社』のみ。『Andersen(アンダーセン)社』や『Pella(ペラ)社』など、大手木製窓メーカーは出展を控えていました。しかし、日本では知名度の低い中小の窓メーカーがユニークな商品展示をしていたので、ブースを訪れてみました。写真は3mほどの高さがある電動のサッシです。私の背丈が180センチを超えているので、どれほど大きいのかが分かるでしょう。

実際に、ビルダーズショーの併設イベントで開催されていた『ニューアメリカンホーム』でも採用されていました。ニューアメリカンホームとは、今年の「ハウスオブザイヤー」的な存在で、全米のホームビルダー(プロ)達がツアーを組んで見学をするアメリカ最新トレンドの住宅です。私も見学してきましたので、その内部写真の一部をご紹介します。
ニューアメリカンホームのインテリア空間右の写真が1階のLDK。中庭には水が張られていて、大きなサッシも電動で全部解放できるようになっています。これまでのアメリカの住宅は窓まわりのケーシングやトリム、廻縁などのモールディングが、豪華なインテリアを演出していましたが、今年のニューアメリカンホームでは、モダンでシンプルなデザインの住宅になっていました。もちろん全館セントラル空調で、操作パネルには「iPod Touch」が使われるなど、ハイテク機器満載の最新住宅で、各建材メーカーやホームオートメーションのサービスプロバイダーも力を入れていることが分かりました。

2階から中庭を見下ろす地球温暖化が米国の家づくりにも影響してきているようで、いかに省エネルギーな住宅を供給するか「Build Green」が大きなテーマにもなっていました。単に機械制御ではなく、敷地内の大きな樹木や長い庇による日射調整や、中庭の池や敷地内の芝生など、気化熱によって周辺温度を下げる試みなども採用されていました。日本人からすればまだまだ大きな建物ですが、それでも近年次第に建物が小さくコンパクトになってきているのが感じられました。家を買うのではなく「住環境を買う」というのが、アメリカの住宅を見ると実感します。

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