報告が遅れましたが、東日本大震災2周年の3月11日、大阪で住宅建築を手掛けている工務店の方々が、当社サービスの視察にお越しになりました。
広島の入札制度に参加している工務店・建設会社のうち、実際の建築中の現場が大人数でも安全に見れて、効率よい順路を考え、4社の工務店社長には実際に現地で説明等をいただきました。(画像は現地で記念撮影)
引渡し直前や着工直前の2社の現場も、移動途中にあったので少し立ち寄って、私が解説を行いました。地鎮祭を終えた現場も含めると、今現在8社全社とも1棟以上は広島都市圏で担当現場がある状況で、どこかが圧倒的に落札しているという状況ではありません。
その理由は、広島では各社が自社の特長を最大限生かし、施主がどの会社を選ぶか悩みぬくほど実力伯仲、ライバル同士が切磋琢磨しているからで、もちろん決して談合で分け合っている訳ではないのです。
そのことは、大阪から来られた施工者自身が、現場を確認し各社の社長の自信ある発言で身をもって体験されたと思います。
「自分たちもかなり研究熱心で、広島のような地方工務店に負けるわけがない!」との当初の自負心も、次第にトーンダウンし、最後にはかなりショックを受けながら、新たな意欲が湧いたと、参加者の皆さんの最後のコメントが印象的でした。
住宅建設は、
大手ハウスメーカーに頼まなくても、全国にある数万社の工務店や大工さんでも家を建てることは出来ます。しかし、現状は「仕事を得る」がために無用な競争と差別化、そしてお客さんの自宅まで押しかけて「密室での口約束」で受注を勝ち取っている状況です。
つまり残念ながらプロとしていい仕事をして、フェアに施主から選んでいただくという状況にはありません。
当社が運営している入札システム『住宅CMサービス広島』は、野球のWBCやオープン戦、サッカーのACLと同様に、
プロ同士が共通のルールの下でフェアな戦いをし、ライバル心を燃やすことで、より高いレベルのプロに成長してもらう仕組みとしています。
だから入札に勝っても負けても、悔しさや喜びは一瞬で、次の試合に向けてライバルに負けないよう努力・精進できるのです。
これまでの住宅営業のように競合を排除し、キャンペーンなどをちらつかせて「密室の口約束」で契約を勝ち取るような営業をしている会社は、近い将来生き残れなくすることが私の目標です!
阪神淡路大震災を経験している大阪の工務店の皆さんとも、視察中の現場で東北に向かって黙とうし、地域の活性化には我々地域の工務店・建設会社の役割が重要なんだと再認識する視察研修会でした。
大阪に戻られても、今回の刺激を生かして切磋琢磨し、より高いレベルで家づくりに取り組んでいただきたいですね♪
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