先週土曜日夜に発生した長野県の震災は、白馬村で多くの倒壊建物を目にし、建築関係者も衝撃を受けています。なぜなら、長年あの豪雪に耐えるほどの太い柱や梁を使った古い民家まで柱が折れ、1階がつぶれている家の映像を数多く目にしたからです。画像は現在府中町で建築中の注文住宅の構造部分。柱間に横揺れの荷重に耐える斜め材の『筋交い』を取り付けていますが、この現場を担当している工務店では柱の太さと同じ3寸5分(約10cm)の太い筋交いを採用しています。通常はタスキ掛けできるように、柱の半分以下の太さで『筋交いプレート』という金物をビス止めして固定します。
この現場では、柱にボルト固定することで柱の抜けなども防止し、より強い壁をつくっています。白馬村の民家が倒壊した理由は大きく2つあり、そのひとつは昔ながらの「木組み」(金物を使わず、継手や仕口加工で木材を繋ぐ)によって、大きな力が「加工した継手部分の破壊」や「土台からの柱の抜け」となって、2階の荷重に耐えられなくなった様子がみてとれました。
木材自体は太くても、継手部分はオスとメスで細く加工されることと、金物で緊結しないので、あまりにも大きな力が掛かると抜けてしまうということに繋がります。特に筋交いの端部は、柱が抜ける方向に大きな力が掛かります。
そしてもうひとつの理由は・・・
