先日初回のプランを提示し、再度ご要望をお聞きしたご家族の修正案が2邸出来ました。二度目のプラン提示ということもあり、今回は郵送で送ります。
通常の住宅会社、工務店、設計事務所では出来上がったプランを郵送するということは考えられないことでしょう。営業的なことを考えれば、お客さんに直接会える機会でもあり、自社のプランを説明し、お客さんの反応を見ることで次の商談ステップを組み立てることも可能です。
しかし当社では、相談者には『自分たちのペースで、提案者側に影響されることなく客観的に判断する材料を提供する』という基本原則にのっとり、相手がすぐに時間が割けない場合などは、プランを郵送やダウンロードしてもらうことも少なくありません。お会いすることで、情が移ったり、感情に訴えかけるといった「営業系住宅会社」がするような手段はできる限り排除し、相手の時間もこちらの時間もそれぞれフリーにしておいて、求めに応じて必要な時間を割くということにしています。
それは当社のサービスが、このプランを作成する段階では全く「無料」であり、何らお金の負担を約束しているものではなく、プランに納得してサービスを利用するようになっても、ハウスメーカーや工務店など家を建てる会社のように数千万円の約束を得られるわけでも、設計事務所のように工事費の7〜10%とといった100万円を超える約束が先にある訳でもありません。
だから私たちは、効率の良い打合せを心掛け、少ない接触頻度で納得できるプランを提示できるよう努力します。相手が冷静に検討しても「このサービスを利用したほうがいい!」と感じてもらえない限り1円のお金にもならず、事業継続もままなりません。だからこそ、修正プランを郵送するということは、それだけ真剣にお客さんの要望をお聞きし、直接お会いしてプランをご説明しなくてもご要望が反映されているという自信があるからこそ、訪問も来社して頂くこともせずに、判断材料として修正案をお送りします。
もしさらなる要望が出てきて、または分からない点があれば、まずはメールで質問をし、都合のいい時にご来社されて打合せすればいいのです。このようにすれば、業務効率は高まり、相談者に提供した多大な時間ロスや何度もやり直しさせられるプランの作成費用を、他人の分まで負担する必要はなく、定額で低額のサービスが可能となります。
プランの郵送は、手抜きのサービスではなく低価格でサービスを提供し、既存の住宅会社が非常に多くの無償サービス、営業ロスを結果的に「他人に提供した労力・間接コスト」を自社のお客さん(お金を払わず去って行った方は実際には「お客さん」ではありません)に負担してもらうという、業界の常識を変えようという当社の強い信念によって行っていることです。