2015年07月18日

シアトル不動産視察2日目(4)−新築のテラスハウス見学

新築のテラスハウスマグノリアの高級住宅を視察した後、車で10分程度の住宅地に移動。海岸線からは少し奥まった丘陵地で、シアトルの中間層が住んでいると思われる住宅地に、新築で1棟2戸(真ん中で壁が分かれ、二世帯が住むテラスハウス)が分譲されていました。売り出し価格は日本円で約7千万円。ここが東京だと考えれば驚きませんが、意外に高くてびっくりです。

1階LDK外観は画像の通りアメリカでは珍しい「コンテンポラリー・デザイン」で、玄関も事務所のような無機質な感じです。玄関を入るといきなり目の前がキッチンとリビング。日本のようにドアを引いて土間タイルで靴を脱ぎ、上がり框を超えて玄関ホールのドアを開けてリビングに入るという、ただでさえ狭い空間を仕切るという発想はないようです。事務所と同様、土足で入ってすぐ目の前に入居者がいるという間取りでした。

画像はキッチンから玄関方向を見た写真。1階はこのワンルームのLDKだけで左奥にスケルトンの階段が見えます。
2階寝室建物は地下1階、地上2階+屋上で、不動産検索サイトzillowで検索してみると、床面積は約47.5坪(1,698ft2)で2バス2ベッドルームの物件です。日本では広いと思う床面積ですが、アメリカでは『スモール・ハウス』ですね!傾斜地に建っているので、日本では裏はコンクリート擁壁で切り立っているような場所ですが、アメリカでは傾斜地を利用して地下室をつくり、地下にも自然光が入る部屋を確保します。

コンクリート擁壁や法面は何も価値を生みませんが、同じコンクリートを使っても、生活空間として価値を生むのがアメリカ流です。そしてその高低差によって眺望が開けて、2階の個室からは景色を楽しむことが出来ます。

窓からの景色やはり「窓から見える景色」も資産価値に大きな影響を与えていることが感じられ、自分の部屋からの景色を邪魔されたくないから、他人の家から見える景色も決して邪魔しないという、当然のルールが守られているようです。スポーツの試合やコンサートなどでも同じで、マナーを守ることで皆がフェアに負担に見合う心地よさを享受するのが欧米流なのでしょう。この当たり前のことが日本では守られないから、資産価値が下がって当然と言えば当然です。

新築時に割高だと思っても、基本的に物価上昇分以上に資産価値が増加するアメリカの家は、日本のように住宅ローンに苦しめられることはなく、豊かさの象徴となるのが分かるような気がしました。続いてワシントン湖を渡り、ベルビュー市郊外の高級住宅地のオープンハウス見学です。

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